企業の合併と買収によって、互いがしっかり協力し合って業績を高めるためには、齟齬を起こさないやり方が必要である。互いの違いを認め、新たな文化を創り出さなければならない。そうした内容について、島宗リーダー本による第361回目の引用である。
【引用はじめ】
企業風土や社風というと、なんとも曖昧な概念のようですが、顧客対応や書類の整理、会議の進め方や意思決定の方法、ひいては何を着るかに至るまで、一つひとつの仕事に影響する重要な要因です。
企業文化とはとどのつまり、会社にとって何が大事なのか(価値V)、そのために、どのようなときに(先行事象A)、何をするかのか(行動B)、そしてその行動がどのように評価されるのか(後続事象C)、といった随伴性の集合体です。
異なる風土や社風を持った企業や人が一緒に働くためには、その違いを認識し、両者を尊重しながらも、新しい文化(随伴性)を一つに決めていく作業が必要になります。
文化という曖昧な概念を具体的な随伴性として見える化することでそうした話し合いの基盤ができあがるのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.184)
【引用おわり】
二つの会社が統合するのだから、まずはその違いは何かを明らかにして、一緒に高め合う方法を見出すことである。難しいことは承知で、より良い方向付けが大事だ。そうすれば、今までにはなかった新しい何かを生み出すことが可能なのだ。
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