合併対策が対策が明確になっていれば、問題なく合併を進めることができる。業務の整理・統合に力を入れることが大事だ。そうした内容について、島宗リーダー本による第366 回目の引用である。
【引用はじめ】
合併後、支障が起きないようコアチームを設立して左図のような合併対策を行いました。そうした万全な準備をもってしても不安になる社員はいます。そこで社内SNSに掲示板を特設し、社員の誰もが匿名で経営陣に対して質問を書き込めるようにしました。そして経営陣は質問に対し、一両日中に、必ず返信を書き込みました。その結果、次のようなことが起きました。
通常の合併では業務の整理や統合は財務や法的な手続きよりも遅れがちになりますが、この事例では違いました。
業務は低下せず、多くの部署で改善されました。顧客や取引先の満足度も向上しました。優秀な社員の辞職や退職もなく、新会社に移管したブランドの競争力が高まりました。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.186~p.187)
【引用おわり】
合併後も、業務が低下しないやり方が求められる。そのために、互いの会社から募った「コアチーム」が重要な役割を果たした。業務の改善を図って、関係者が満足できるようにすることができた。競争力を高めることができたのである。
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