合併などによって、一緒になった企業同士がうまくやるには、互いが協力できる関係をつくる必要がある。互いの歩み寄りができるコーチングを行うのである。そうした内容について、島宗リーダー本による第356回目の引用である。
【引用はじめ】
企業の合併や買収によって、企業風土や社風の違いが生じます。それが大きな障害になります。その違いを解決するために、次のような具体的な介入を行います。
- 両社から事業ごとにリーダーを選び、協同で仕事をする方法をコーチングする。
- M&Aが公表する日に、部下に何をどのように説明するのかを事前にコーチングしておく。
- 部下たちが不安になったり、衝突しそうになったときに、上司としてどのように解決するかをコーチングする。
- ネットを使った全社員への情報提供を支援する。
- 社内SNSで社員が質問し、経営陣がそれに回答する仕組みを提供し、使い方をコーチングする。
- 経営陣が社員に直接説明する機会を作ることを支援する。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.182)
【引用おわり】
企業の合併で業績が上がるようにしなければならない。そのための合併である。合併では互いの違いやいいところを認めて、一緒にやるべきことを決めるのである。互いがかくしだてなく胸襟開いて業務に取り組めるようにするのだ。
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