2024年12月31日火曜日

問題解決(31) 「チェックリスト作成の難しさ」

 安全行動に関する「チェックリスト」を作成することが、意外と難しい。何をすべきかは分かっていても、それが概念的なものだったり、統一されてなかったりするものだからだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第31回目の引用である。

【引用はじめ】

 工場内における安全行動のチェックリストを作成した。事故を防ぐために何をしなくてはいけないかは、すでに分かっていることだった。でも、あらためてチェックリストとしてまとめようとすると、表現が曖昧だったり("注意一秒、怪我一生"とか)、情報があちこちに散らばっていたり(パンフレットに書いてあったり、ポスターになってたり、操作マニュアルに書いてあったり)、あるいは見解の相違があったりして、必ずしも一貫していないことが分かった。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.19)

【引用おわり】

 安全な行動とは、誰にでも分かるものでなければならない。人によって解釈が異なるような表現では混乱をきたすことになる。安全な行動がなされているかどうかを評価する「チェックリスト」を作成するには、誰もが間違いなく評価できるものでなければならない。 

【利用者向け1128】大みそか

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月31日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「大みそか」。

 1年の 最後(さいご)の日です。

 年越(としこ)しそばを 食(た)べて 新年(しんねん)を迎(むか)える。

 そばのように 長(なが)く 幸福(こうふく)でありますようにと願(ねが)って。

2024年12月30日月曜日

問題解決(30) 「安全行動が守られるようになった」

 工場内における安全行動が守られるようにするためのパフォーマンス・マネジメントを実施した。事故防止するための安全につながる行動をリストアップし、それが守られているかを測定するチェックリストによって、記録した。その記録をもとに目標が達成されたら強化するようにした。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第30回目の引用である。

【引用はじめ】

 事故を未然に防ぐための安全行動をリストアップ化した。こうした項目がどれくらい実施されているか、できるだけ簡単にでも正確に測定する方法を決めた。チェックリストを作り、一日数回、工場内を巡回して、ゴーグルや安全靴を着用しているかどうか、重い物を移動しているところを見たらその方法が適切かどうか、一つ一つを記録していったのだ。

 測定したデータを集めた後で、強化の原理を使ったパフォーマンス・マネジメントが開始された。安全行動がどれくらい遵守されていたかを得点化し、グラフとして工場内に張りだし、工場全体の目標を設定する。そして目標が達成された週には全員で抽選会を行い、くじで商品が当たるようにした。商品には、従業員の希望を参考に、休暇・映画のチケット、食事券などが用意された。

 その結果、安全行動の得点は上昇し、事故の件数は減少した。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.18)

【引用おわり】

 事故防止に関する安全行動ができたら、強化するシステムをつくりあげて事故発生を劇的に減少することができたのは大きな成果である。こうしたことによって、従業員の仕事に対する意欲も上がった。自分たちの努力が問題解決を図る結果になったのだから。

【利用者向け1127】全国高校サッカー

 今日は 令和6年12月30日 月曜日。

 全国高校サッカーが 29日に行われました。

 山形県代表として 出場したのは「東海大山形高校」です。

 東海大山形は 第一回戦 松山北と対戦。

 0対1で 東海大山形は 敗れました。

問題解決(29) 「チェックリストで行動測定」

 工場における事故を防ぎ、安全確保を図るために何をすべきかをリストアップした。そして、そのリストアップした項目が実施されているかどうかを測定して記録した。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第29回目の引用である。

【引用はじめ】

 工場の事故を減らすために次のようなことを行った。まず、事故を未然に防ぐための行動をリストアップした。ゴーグルを着用する、安全靴を履く、一度に二枚以上の板は運ばない、物を移動するときには腰をひねらず体全体を移動するなど、10数個の項目に及んだ。各項目は誰が見ても分かるようにできるだけ具体的に定義された。そうしないと「自分ではやったつもり」「いや、やってない」の水掛け論になってしまうからだ。

 こうした項目がどれくらい実施されているか、できるだけ簡単にでも正確に測定する方法を決めた。チェックリストを作り、一日数回、工場内を巡回して、ゴーグルや安全靴を着用しているかどうか、重い物を移動しているところを見たらその方法が適切かどうか、一つ一つを記録していったのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.18)

【引用おわり】

 工場で事故が多発していた。それを防ぎ安全に仕事ができるようにしたのである。そうすれば、生産性があがるし、従業員の仕事に対する取り組みもますます意欲あるものになる。安全行動をリストアップし、その行動を測定することで、安全を追求するようになるからだ。

2024年12月29日日曜日

【利用者向け1126】福の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月29日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「福(ふく)の日」です。

 お正月前(しょうがつまえ)の12月、日が29日で「ふく(福)」と読(よ)むことから 

 「福(ふく)の日」と 決(き)められました。

 この日に 買(か)い物(もの)したり 大掃除(おおそうじ)したり お正月(しょうがつ)

 の準備(じゅんび)をしようというのです。

 おせち料理(りょうり)の 材料(ざいりょう)には かまぼこ 伊達巻(だてまき)

 玉子焼(たまごやき)きなどが いいです。 

  

問題解決(28) 「事故防止の行動をリストアップ」

 工場内で事故が多発している。それを未然に防ぎたい。そのために、どんなことをすればよいか。まずやるべきかは、事故防止のための具体的な行動のリストアップだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第28回目の引用である。

【引用はじめ】

 工場の事故を減らすために次のようなことを行った。まず、事故を未然に防ぐための行動をリストアップした。ゴーグルを着用する、安全靴を履く、一度に二枚以上の板は運ばない、物を移動するときには腰をひねらず体全体を移動するなど、10数個の項目に及んだ。各項目は誰が見ても分かるようにできるだけ具体的に定義された。そうしないと「自分ではやったつもり」「いや、やってない」の水掛け論になってしまうからだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.18)

【引用おわり】

 工場内で事故を未然に防止するための行動は何かを明らかにした。それも誰がみても間違いなく行えるものである。誤解が生じるようでは、混乱して問題をさらに大きくしてしまう可能性もあるからだ。シンプルな行動内容にすべきだ。 

2024年12月28日土曜日

【利用者向け1125】長い休みのはじまり

 今日は 令和6年12月28日 土曜日。

 今日から 年末年始休暇です。

 1月5日まで 9連休になります。

 長い休みです。

 大みそかには 年越しそば お正月には おぞうに。

 おせちも あって 食べすぎには注意。

 インフルエンザも はやっているみたいです。

 まずは 気をつけて。 

問題解決(27) 「安全のための行動が不十分」

 工場で事故が多発している。安全に対する諸問題が山積しているためだ。なんとかしたいと思っている。従業員のせいばかりにしていては、なんの解決にもならない。解決を図るための行動はいかにあるべきかを考える必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第27回目の引用である。

【引用はじめ】

 事故が多発している工場の視察をした。工場に入ると、得体の知れない薬品の臭いがした。モーターの音が大きなうねりになって聞こえてくる。工場長がマスクと手袋を渡してくれた。工場の中は、箱や工具や材料が雑然と置かれていて、そうしたいろいろな物の隙間を縫うようにして進んで行った。工場長によれば、大きな事故は機械の操作ミス、特に操作の手順を間違えた時に起こりやすく、中程度の事故は機械の保守点検などが不十分だったり、工具や材料が整理整頓されていなかったり、安全のための配慮が欠けているせいで起こっているらしい。

 事故の原因は、安全のための行動が十分に行われていないことにある。いくら主任連中が口を酸っぱくして注意しても従業員が言うことを聞かない。主任たちは真面目で、熱心に指導している。口は汚いけど、その情熱が従業員に伝わらない。主任が悪い、従業員が悪いと決めつけても問題は解決しない。

 それよりも、誰が悪いか決めつけるんじゃなくて、何ができるかを考えてみることである。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.17~p.18)

【引用おわり】

 安全確保に努めるのは、工場長か、主任たちか、従業員たちかといってもはじまらない。誰のせいだとする「個人攻撃の罠」では、なんの問題解決にもつながらない。まずは、安全確保につながる環境の整備を行い、担当者が行うべき安全行動を確実に実施できるようにすることである。 

2024年12月27日金曜日

【利用者向け1124】9連休

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月27日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 終業式(しゅうぎょうしき)です。

 明日(あす)から 年末休暇(ねんまつきゅうか)。

 年末(ねんまつ)・年始休暇(ねんしきゅうか)を あわせると 9連休(れんきゅう)です。

 楽(たの)しみです。

 今日(きょう)は ボーナス支給日(しきゅうび)です。

 これも 楽(たの)しみ。

 いいお正月(しょうがつ)にしてください。 

問題解決(26) 「事故が多い工場の視察」

 事故が多発する工場って、問題である。その問題を働いている人のせいにしても、なんの解決にもならない。何が問題か、細部まで点検する必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第26回目の引用である。

【引用はじめ】

 事故が多発している工場の視察をした。工場に入ると、得体の知れない薬品の臭いがした。モーターの音が大きなうねりになって聞こえてくる。工場長がマスクと手袋を渡してくれた。

 工場の中は、箱や工具や材料が雑然と置かれていて、そうしたいろいろな物の隙間を縫うようにして進んで行った。工場長によれば、大きな事故は機械の操作ミス、特に操作の手順を間違えた時に起こりやすく、中程度の事故は機械の保守点検などが不十分だったり、工具や材料が整理整頓されていなかったり、安全のための配慮が欠けているせいで起こっているらしい。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.17)

【引用おわり】

 工場の環境はどうなっているか。ふだんの働き方はどうなっているか。その現状を点検すると事故が起きる原因が明らかになってくる。その事故原因はどうすれば解決できるか明確にするのである。働く人の安全行動が常時できるようにしなければならない。 

2024年12月26日木曜日

【利用者向け1123】クリスマス休暇

 今日は 令和6年12月26日 木曜日。

  イエス・キリストが生まれた日が 12月25日とされています。

 それが クリスマスとして 世界中で 祝われています。

 しかし イエス・キリストが 12月25日に 誕生したという確かな証拠は ないそうです。

 4世紀ごろに 教皇ユリウス1世が イエスは 12月25日に生まれたと定めたことが 始まりです。

 欧米では 12月24日から 1月6日までが 「クリスマス休暇」です。


問題解決(25) 「個人攻撃の罠にはまっている」

 事故の発生は、個人にだけ責任を転嫁しても問題解決は図れない。行動に着目して、その行動のあり方を改善できるようにする必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第25回目の引用である。

【引用はじめ】

 最近の若い連中は注意力がなくて、よく事故を起こすんだ。怪我も多い。事故が起きると、生産ラインを止めることになる。人手が減って、管理責任も問われることになる。これでは、個人攻撃の罠にはまってしまっている。

 事故を起こすのも、事故を未然に防ぐのも人間の行動だ。このことから、パフォーマンス・マネジメントが使えるに違いない。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.16)

【引用おわり】

 事故が起きないないよう環境を改善するのがまず重要だ。さらに、そこで働く人たちが、事故を未然に防ぐ行動ができるようにする。事故に対する注意喚起が常にできるチェックリストを準備するのもいい。

2024年12月25日水曜日

【利用者向け1122】サンタクロース追跡作戦

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月25日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「クリスマス」です。

 「クリスマス」は イエス・キリストの 誕生(たんじょう)を お祝(いわ)いする日

 です。

 プレゼントを わたしてあるく サンタさんを 追跡(ついせき)する組織(そしき)が

 あります。

 それによると サンタさんが 出発(しゅっぱつ)したのは 12月24日

 午後(ごご)6時(じ)です。

 北米(ほくべい)航空宇宙(こうくう)防衛(ぼうえい)司令部(しれいぶ)が サンタさん

 の行(ゆ)く先(さき)を インターネットで 中継(ちゅうけい)しています。


問題解決(24) 「現状分析するとどうなっている」

 書類処理することが、新人にとってなかなか難しい仕事だ。それをABC分析すると、さまざまな弱化の随伴性が働いていることがわかる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第24回目の引用である。

【引用はじめ】

 弱化の行動随伴性は、望ましい行動を伸ばすという点からは欠点が多い。さらに弱化の行動随伴性には人間関係に悪影響を及ぼすという副作用がある。

 弱化にはこのような限界がある。だからパフォーマンス・マネジメントには強化の原理を多用するのが望ましい。通常、職場には、思いのほか強化の行動随伴性がかけている。

 給料やボーナスは仕事の成果に結びついていないから、書類を処理する行動を強化しない。行動に影響しないから(─)だ。仕事をしすぎると余計に仕事が回ってくるし、"良い子ぶっている"なんて陰でコソコソ言われたりする。楽しいおしゃべりもできなくなる。つまり、望ましい行動は弱化されていたのだ。これらは行動を起こりにくくさせるから、(↓)だ。仕事そのものもそんなに楽しい仕事ではないし、これじゃ彼女たちを責めるなんてあんまりだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.14~p.15)

【引用おわり】

 書類を処理するにも、慣れない新人にとっては、弱化の随伴性が働いてうまくいかない。書類の処理を強化できるような随伴性はどうすれば良いかを工夫する必要がある。 

2024年12月24日火曜日

【利用者向け1121】クリスマス・イブ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月24日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「クリスマス・イブ」です。

 キリストが 生(う)まれた 12月25日の 前夜(ぜんや)です。

 キリストの誕生(たんじょう)を お祝(いわ)いする 前夜祭(ぜんやさい)です。

  

問題解決(23) 「弱化の原理の問題」

 弱化の原理には、強化の原理と比較すると、問題がある。適切な行動を引き出そうとすると、弁別の原理や回復の原理が働いて、うまくいかない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第23回目の引用である。

【引用はじめ】

 叱ることによる弱化の行動随伴性は、弁別の原理が働いてしまうから、上司がいるときにしか有効ではない。一日中、新人に付き添っているわけにはいかないし、それに何とも言っても、おしゃべりしていないからといって仕事をしているとも限らない。静かにしていても、今晩のデートのことを考えているかもしれない。

 弱化の行動随伴性は、望ましい行動を伸ばすという点からは欠点が多い。さらに弱化の行動随伴性には人間関係に悪影響を及ぼすという副作用がある。

 弱化にはこのような限界がある。だからパフォーマンス・マネジメントには強化の原理を多用するのが望ましい。通常、職場には、思いのほか強化の行動随伴性がかけている。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.14)

【引用おわり】

 叱ったりすると、その行動が止まるので弱化の原理をついつい使ってしまう。しかし、それは一時的なことが多い。それでは満足できることではない。もっと別なやり方が望まれる。 

2024年12月23日月曜日

【利用者向け1120】上皇の誕生日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月23日 月曜日(げつようび)。

 12月23日は 上皇(じょうこう)の 明仁様(あきひとさま)の

 誕生日(たんじょうび)です。

 今年(ことし)で 91歳(さい)に なられました。

 1989年(昭和しょうわ64年)1月7日に 天皇陛下(てんのうへいか)に

 なられました。

 2019年(平成へいせい31年)4月30日に 上皇(じょうこう)に

 なられたのです。

 平成(へいせい)の時(とき)は 12月23日が 天皇誕生日(てんのうたんじょうび)

 で 祝日(しゅくじつ)でした。 

問題解決(22) 「部下のおしゃべり」

 部下のおしゃべりは、弱化の原理では止まらない。上司がいれば、おしゃべりしないが、上司がいなくなるとおしゃべりが始まるのである。上司から注意されればおしゃべりを止める。しかし、上司がいなければおしゃべりをするといった弁別の原理が働く結果である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第22回目の引用である。

【引用はじめ】

 叱ることによる弱化の行動随伴性は、弁別の原理が働いてしまうから、上司がいるときにしか有効ではない。一日中、新人に付き添っているわけにはいかないし、それに何とも言っても、おしゃべりしていないからといって仕事をしているとも限らない。静かにしていても、今晩のデートのことを考えているかもしれない。

 弱化の行動随伴性は、望ましい行動を伸ばすという点からは欠点が多い。ちなみに右の図で結果の欄に書いた矢印は、弱化によっておしゃべりが減ること(↓)、回復によっておしゃべりが元に戻ること(↑)を表している。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.14)

【引用おわり】

 弱化の原理では、いい結果が生まれない。叱ったからといって、不適切な行動は減る。しかし、それは一時的なものにすぎない。弱化の原理によって、適切な行動を生み出すのは難しい。 

2024年12月22日日曜日

【利用者向け1119】家で暖かくして過ごそう

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月22日 日曜日(にちようび)。

 午前中(ごぜんちゅう)から ずっと雪(ゆき)がちらついています。

 だんだんと 雪(ゆき)の降(ふ)り方(かた)も 激(はげ)しくなるとの予報(よほう)

 です。

 明日(あす)も 同(おな)じような 天気(てんき)になりそう。

 家(いえ)の中(なか)で 暖(あたた)かくして 過(す)ごすのが いいみたい。

 

  

問題解決(21) 「弱化の原理ではうまくいかない」

 おしゃべりなどが多いので、部下のことを上司は叱ってしまう。叱ると部下はおしゃべりを止める。だから、上司は弱化の原理を使いがちだ。しかし、上司がいないと部下はおしゃべりが始まる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第21回目の引用である。

【引用はじめ】

 叱ることによる弱化の行動随伴性は、弁別の原理が働いてしまうから、上司がいるときにしか有効ではない。一日中、新人に付き添っているわけにはいかないし、それに何とも言っても、おしゃべりしていないからといって仕事をしているとも限らない。静かにしていても、今晩のデートのことを考えているかもしれない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.14)

【引用おわり】

 上司がいると部下はおしゃべりしない。上司がいないとおしゃべりをする。弱化の原理で上司が部下のおしゃべりを止めたとしても、上司がいないとおしゃべりをする。弁別の原理が働くのでおしゃべりを完全に止められない。弱化の原理だけでは、うまくいかない。どうすればいいのだろう。 

2024年12月21日土曜日

【利用者向け1118】冬至

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月21日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「冬至(とうじ)」です。

 一年中(いちねんじゆう)で 一番(いちばん)昼(ひる)が短(みじか)く 夜(よる)が

 長(なが)い日です。

 7時(じ)に夜明(よあ)け 4時半(じはん)には 暗(くら)くなります。

 昼(ひる)の 時間(じかん)は 9時間半 夜(よる)の時間(じかん)は 14時間半

 です。

 ゆず湯(ゆ)に入(はい)って リラックスするとかぜ引(ひ)かないそうです。



 

問題解決(20) 「弁別の原理」

 行動を制御するには、いくつかの原理がある。今まで取り上げてきたものには、「強化の原理」「弱化の原理」「回復の原理」「消去の原理」があった。ここでは、「弁別の原理」を取り上げる。先行条件しだいで、行動が変わるものである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第20回目の引用である。

【引用はじめ】

 弁別の原理が働くと、行動は先行条件によって起こったり、起こらなかったりするようになる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.13)

【引用おわり】

 先行条件が強化を促すものか、弱化を促すものかで、行動が変わる。これが「弁別の原理」である。 

2024年12月20日金曜日

【利用者向け1117】啓翁桜

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月20日 金曜日(きんようび)。

 啓翁桜(けいおうざくら)って 知っていますか。

 冬(ふゆ)に 咲(さ)かせる 桜(さくら)です。

 温室(おんしつ)で 桜(さくら)の花(はな)を 咲(さ)かせるようにするのです。

 山形県(おまがたけん)の 名産品(めいさんひん)です。

 西川町(にしかわまち)では 啓翁桜(けいおうざくら)の 出荷(しゅっか)が

 始(はじ)まっています。 

問題解決(19) 「消去の原理」

 今まで、「強化の原理」「弱化の原理」「回復の原理」などを説明してきた。今度は、「消去の原理」だ。行動の直後に強化されないと、どうなるかということである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第19回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司が、新人のおしゃべりを叱るという行動随伴性は、弱化の原理の一例だ。上司が出先から帰ってくると、すぐにおしゃべりを止めたように、"叱られること" は嫌子としておしゃべりを弱化している。ただし先行条件は "仕事中でしかも上司がいるとき" である。

 おしゃべりをしなかったら、上司が褒めて強化しなければ、おしゃべりをするようになる。これが「消去の原理」である。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.13)

【引用おわり】

 新人はおしゃべりが好きだ。仕事中でもついついおしゃべりをしてしまう。上司が叱るとおしゃべりを止める。しかし、上司がいないとおしゃべりをする。上司がおしゃべりしない新人を褒める。おしゃべりしないことを強化するのである。しかし、そうした強化をしなくなると、新人は元のようにおしゃべりをするようになる。これが「消去の原理」である。

2024年12月19日木曜日

【利用者向け1116】日本人初飛行の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月19日 木曜日(もくようび)。

 1910年(明治めいじ43年)12月19日 日本人(にほんじん)が 初(はじ)

 めて 飛行(ひこう)に成功(せいこう)した日です。

 徳川好敏(とくがわよしとし)という 軍人(ぐんじん)が 飛行機(ひこうき)で

 飛(と)ぶことができました。

 フランス製(せい)の 飛行機(ひこうきき)で 4分間(ふんかん) 3000メートル

 飛(と)びました。



  

問題解決(18) 「回復の原理」

 上司から、仕事中におしゃべりすることが叱られる。しかし、上司がいないとまたおしゃべりを続ける。なぜそうなるのか。おしゃべりという行動が弱化されてないからである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第18回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司が、新人のおしゃべりを叱るという行動随伴性は、弱化の原理の一例だ。上司が出先から帰ってくると、すぐにおしゃべりを止めたように、"叱られること" は嫌子としておしゃべりを弱化している。ただし先行条件は "仕事中でしかも上司がいるとき" である。

 新人は上司がいるときにはおしゃべりをしないが、いなくなったらおしゃべりをする。「回復の原理」が働くのである。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.13)

【引用おわり】

 仕事の中のおしゃべりは、上司が叱ることで弱化の原理が働き、上司がいるところではおしゃべりをしなくなる。しかし、上司がいないと、おしゃべりは始まる。これが、「回復の原理」である。 

2024年12月18日水曜日

【利用者向け1115】肘折の雪は1メートルごえ

 今日は 令和6年12月18日 水曜日。

 本格的に 雪が積もっているところがあります。

 青森県 酸ヶ湯では 2メートルを こえました。

 大蔵村肘折温泉は 1メートルを こえました。

 すごい 雪の量です。

 山形市内も 今はゼロですが 12月末ぐらいになれば 何十センチの 雪になります。

 そうなると 雪かきです。

  

問題解決(17) 「弱化の例」

 弱化の原理をABC分析してみる。先行条件(A)、行動(B)、結果(C)の関係についての随伴性である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第17回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動を弱化する "何か悪いこと" を嫌子(けんし)という。嫌子は熱い餅のように飲み物や食べ物かもしれないし、気に入った女性からのしかめ面のように他人からのリアクションかもしれない。嫌子とは、行動の直後に現れると、その行動を弱化するモノやコトすべてということになる。

 弱化の例をABC分析してみよう。



(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.12~p.13)

【引用おわり】

 「火傷」「腹痛」「しかめっ面」といった「嫌子」によって、弱化が働く例である。こうしたことにより、行動としての「餅を口に入れる」、「チーズを食べる」、「下ネタを話す」ことがしなくなるのである。 

2024年12月17日火曜日

【利用者向け1114】飛行機の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月17日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は 「飛行機(ひこうき)の日」です。

 1903年(明治めいじ36年)12月17日は ライト兄弟(きょうだい)が

 飛行機(ひこうき)の 初飛行(はつひこう)に 成功(せいこう)した日です。

 1回目(かいめ)の 飛行時間(ひこうじかん)は 12秒(びょう)でした。

 飛行距離(ひこうきょり)は 36.5メートルでした。

 今(いま)では 飛行機(ひこうき)が 世界中(せかいじゅう)を とびまわっています。

 


問題解決(16) 「行動を弱化する嫌子」

 行動の直後に弱化する嫌子が出現すると、その行動は行わなくなる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第16回目の引用である。

【引用はじめ】

 弱化の原理は、強化の原理とは正反対に働く原理だ。たとえば、焼きたての餅を口に放り込んで火傷する。弱化の原理が働いて、焼きたての餅は口に入れなくなる。飲み会で下ネタを話したら、気に入っていた女性にしかめ面をされる。弱化の原理が働いて、この女性の前では下ネタを披露しなくなる。 

 行動を弱化する "何か悪いこと" を嫌子(けんし)という。嫌子は熱い餅のように飲み物や食べ物かもしれないし、気に入った女性からのしかめ面のように他人からのリアクションかもしれない。嫌子とは、行動の直後に現れると、その行動を弱化するモノやコトすべてということになる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.12)

【引用おわり】

 行動を弱化するのは、嫌子である。嫌子が現れると行動が弱化される。熱い餅を口に入れると火傷する。そうなると、熱い餅という嫌子によって、熱い餅を口に入れる行動はしなくなるのである。

2024年12月16日月曜日

【利用者向け1113】電話創業の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月16日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「電話(でんわ)創業(そうぎょう)の日」です。

 1890年(明治めいじ23年)12月16日 東京(とうきょう)と 横浜(よこはま)

 の間(あいだ)で 日本初(にほんはつ)の 電話(でんわ)が 通(つう)じるように

 なりました。

 当時(とうじ)の 電話料金(でんわりょうきん)は 今(いま)の 値段(ねだん)で

 24万円(まんえん)もかかりました。

 すごく高価(こうか)なものでした。

 今(いま)は スマホで 簡単(かんたん)に 電話(でんわ)することができます。

 値段(ねだん)も ただどうぜんです。 

問題解決(15) 「弱化の原理」

 「強化の原理」の逆が「弱化の原理」である。「強化の原理」とは、「行動することで、何か良いことが起こったり、悪いことがなくなったりすると、その行動は繰り返される」であった。その逆が「弱化の原理」だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第15回目の引用である。

【引用はじめ】

 弱化の原理は、強化の原理とは正反対に働く原理だ。たとえば、焼きたての餅を口に放り込んで火傷する。弱化の原理が働いて、焼きたての餅は口に入れなくなる。飲み会で下ネタを話したら、気に入っていた女性にしかめ面をされる。弱化の原理が働いて、この女性の前では下ネタを披露しなくなる。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.12)

【引用おわり】

 「弱化の原理」が働くと、その行動は繰り返さなくなり、その行動をしなくなる。焼きたての餅で火傷したので、餅が苦手になる。好きな女性の前で下ネタを言うと嫌な顔されるので、そんなことはしなくなる。行動したら、悪いことが起こった、良いことがなくなったとなられば、行動は繰り返されなくなる。「弱化の原理」も使い方しだいでは、良い働きをするのである。

2024年12月15日日曜日

【利用者向け1112】年賀郵便特別扱い開始日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月15日 日曜日(にちようび)。

 12月15日から 12月25日まで 年賀状(ねんがじょう)を 投函(とうかん)する

 と 1月1日に 届(とど)くようになっています。

 12月15日は 「年賀郵便(ねんがゆうびん)特別扱(とくべつあつか)い

 開始日(かいしび)」です。

 今(いま)のうちから 年賀状(ねんがじょう)を 準備(じゅんび)しましょう。

 どんな 年賀状(ねんがじょう)を 準備(じゅんび)しますか。


 

  

問題解決(14) 「目標達成したら誉める」

 目標が達成したかどうかは、数値によって明確に判断できるようにした。そうであったからこそ、誉めるなどの強化が確実にできた。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第14回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司と部下が、毎朝三分間のミーティングをして、その日の仕事の目標を決めた。そして次の朝には前の日の目標達成を確認した。見積書、請求書、顧客カードなど、書類にはいくつか種類があり、処理にかかる手間が違うので、見積書は3点、請求書は4点、顧客カードの入力は6点というようにポイント制で計算し、目標の達成を判断することにした。

 毎朝、達成可能な目標が設定された。目標は達成するたびに次第に引き上げられた。それも部下たちの合意の元に設定された。毎朝のミーティングでは目標達成を誉めた。

 また、上司は部下のおしゃべりやぞんざいな受け答えなどを叱ったり、なじったりしないようにもした。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.11~p.12)

【引用おわり】

 達成目標は何かを、部下も上司も共有することが大事だ。部下はその目標の達成が数値などの点数で表されるので、達成できたかどうかがハッキリわかる。上司にも目標が達成されたことで、部下を直ちに誉めることができるのである。あいまいさを払拭することができる。部下も上司も満足できるやり方といっていい。

2024年12月14日土曜日

【利用者向け1111】影の「金」

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月14日 土曜日(どようび)。

 「今年(ことし)の漢字(かんじ)」は 「金(きん)」が 選(えら)ばれました。

 光(ひかり)としての 「金(きん)」は パリオリンピック・パラリンピックで

 金(きん)メダルなどに かがやいたことが あげられます。

 しかし 影(かげ)の「金(かね)」ということも ありました。

 政治(せいじ)とカネが 問題(もんだい)に なりました。

 闇(やみ)バイトで 強盗事件(ごうとうじけん)がありました。 

問題解決(13) 「書類の処理」

 部下が書類の処理にとまどって、うまくできない。どうすればいいか。まずは書類の処理をする目標を明確に決めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第13回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司と部下が、毎朝三分間のミーティングをして、その日の仕事の目標を決めた。そして次の朝には前の日の目標達成を確認した。見積書、請求書、顧客カードなど、書類にはいくつか種類があり、処理にかかる手間が違うので、見積書は3点、請求書は4点、顧客カードの入力は6点というようにポイント制で計算し、目標の達成を判断することにした。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.11)

【引用おわり】

 書類をどのように処理すればよいかを決めて、それがうまくできたかどうかがわかるようにする。目標の達成度を点数化して、どのぐらいできたかを明らかにしたのである。こうすることによって、部下の書類処理に対する仕事への意欲を高めるようにしたのである。 

2024年12月13日金曜日

【利用者向け1110】今年の漢字一字は「金」

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月13日 金曜日(きんようび)。

 「今年(ことし)の漢字(かんじ)」 一字(いちじ)は 「金(きん)」が 選(えら)ばれ

 ました。

 パリオリンピック・パラリンピックでの 活躍(かつやく)がありました。

 大谷翔平選手(おおたにしょうへいせいしゅ)が メジャーリーグで

 大活躍(だいかつやく)しました。

 佐渡金山(さどきんざん)が 世界遺産(せかいいさん)に 登録(とうろく)されました。

 新紙幣(しんしへい)が 発行(はっこう)されました。

 こうした光(ひかり)の部分(ぶぶん)で 「金(きん)」の漢字(かんじ)が

 選(えら)ばれたのです。

 しかし 影(かげ)の 「金(かね)」もあったことを 忘(わす)れてなりません。

  

問題解決(12) 「目標を達成したら誉める」

 仕事の効率を上げるには、どうするか。明確な標的目標を定めることである。そして、その標的行動が達成されたら、その直後に褒めるのだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第12回目の引用である。

【引用はじめ】

 大学の事務員が入試関係の書類を処理する量を数倍にした実践研究がある。

 毎朝、その日に処理する書類の数の目標を決めて、達成したら上司が褒める。

 一日に2~3回、上司が仕事ぶりを誉めるということである。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.10)

【引用おわり】

 書類を処理するのに手間がかかり、時間を要していて、さらに間違いもたびたび見られた。それをどのように解決すればいいか。何が問題になっているのか、その問題把握が明確になっていなければならない。目標も現状に即したものにする。そして、目標が達成できたら直ちに褒めることを忘れてはならない。

2024年12月12日木曜日

【利用者向け1109】漢字の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月12日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字じ 一字いちじ)

 と 読(よ)む ごろ合(あ)わせから 「漢字(かんじ)の日」です。

 毎年(まいとし) 「今年(ことし)を 表現(ひょうげん)する漢字(かんじ)」が

 選(えら)ばれます。

 この日 「今年(ことし)の 漢字(かんじ)」が 京都(きょうと)の 清水寺(きよみずでら)

 で 発表(はっぴょう)されます。

 今年(ことし)は どんな漢字(かんじ)が 選(えら)ばれるかな。



問題解決(11) 「行動の結果を褒める」

 ねらった行動ができなければ、どうするか。やる気がなかったら、どうするか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第11回目の引用である。

【引用はじめ】

 部下にとって、行動(B)が確実に身についていない場合は、行動が新しく身についてレパートリーになるようにトレーニングしないといけない。

 また、やる気のなさが問題になるときは、結果(C)のところに原因があることが多い。目標を決めて、達成したら上司が褒めるなどをするのである。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.10)

【引用おわり】

 目標とする行動が身についていなかったら、それができるような手立てが必要である。容易なものから難しいものへと段階的に身につくようにする。シェイピングと言われる手法を用いるのがいい。意欲に欠けるところがあったら、行動が少しでもうまくいった直後に褒めるなどの強化をするのである。

2024年12月11日水曜日

【利用者向け1108】ラーメン県そば王国やまがた

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月12日 水曜日(すいようび)。

 山形(やまがた)は 「ラーメン県(けん)そば王国(おうこく)やまがた」を

 宣言(せんげん)しています。

 県内(けんない)には それぞれ特徴的な ラーメンやそばがあります。

 ラーメンは 「冷(つめ)たいラーメン」 「とりもつラーメン」

 「赤湯(あかゆ)ラーメン」などがあります。

  そばは 「板(いた)そば」 「月山山菜(がっさんさんさい)そば」

 「冷(つめ)たい肉(にく)そば」などがあります。

 県内(けんない)の さまざまな ラーメンやそばを 食(た)べてみましょう。

問題解決(10) 「問題解決の手立てを見出す」

 つい、問題が生ずると、上司や部下を問題にして、「個人攻撃の罠」に陥ってしまう。これでは、問題の解決につながらない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第10回目の引用である。

【引用はじめ】

 仕事のやり方を知らなかったり、何がどれだけ期待されているのか分からなくて仕事の成果が上がっていないことが多い。

 ところが、そのことがわからず上司の教え方が悪いとか、部下の無知のせいだなどと「個人攻撃の罠」にはまってしまう。誰が悪いか探すのでなくて、何が役に立つか見つける必要がある。

 部下にとって、行動(B)が確実に身についていない場合は、行動が新しく身についてレパートリーになるようにトレーニングしないといけない。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.9~p.10)

【引用おわり】

 問題があったらその原因を上司や部下などの人のせいにしがちだ。問題を自ら手放しても、なんの解決にもならない。それよりは、解決を図るための方法を見出すことである。問題が生じている環境を探って、その環境を変えることが必要である。


 

2024年12月10日火曜日

【利用者向け1107】ノーベル賞授賞式

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月10日 火曜日(かようび)。

 今日(きょう)は ノーベル賞(しょう)の 「授賞式(じゅしょうしき)」が

 行(おこな)われます。

 日本(にほん)からは 被爆者団体(ひばくしゃだんたい)が ノーベル

 平和賞(へいわしょう)を 受賞(じゅしょう)されます。

 原爆反対(げんばくはんたい)の 運動(うんどう)を 長年(ながねん)にわたって

 続(つづ)けてきたことが 認(みと)められたのです。 

問題解決(9) 「問題の原因を推定する」

 行動を変えようとするときは、ABC分析してみよう。行動の直前の「先行条件」と行動の直後の「結果」との関係がどうなっているかを明らかにするのである。それによって、原因の推定するのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第9回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントを始めるときは、まず現状のABC分析をするのが大切だ。問題の原因を推定できるからである。次の図がそのことを示している。

 仕事のやり方を知らなかったり、何がどれだけ期待されているのか分からなくて仕事の成果が上がっていないことが多い。この場合は、仕事のやり方をわかりやすく教えたり、期待していることを紙に書いたりすればいい。

 チェックリストはその一例だ。



(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.9)

【引用おわり】

 仕事のやり方が分からなければ成果は当然上がらない。どんなことが分からないのか明確にすることが第一歩である。その場合は、個人に合った分かりやすいやり方で教える必要がある。 

2024年12月9日月曜日

【利用者向け1106】初滑り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月9日 月曜日(げつようび)。

 12月8日 日曜日(にちようび) 蔵王温泉(ざおうおんせん)スキー場(じょう)では

 雪(ゆき)が 積(つ)もり 早速(さっそく) 初滑(はつすべ)りが 行(おこな)われ

 ました。

 これから 本格的(ほんかくてき)な スキーシーズンになります。

 たくさんの スキー客(きゃく)で にぎわいます。 

問題解決(8) 「行動を変える仕組み」

 行動(B)をどうこうするとしたら、行動の直後の「先行条件」(A)と行動の直後の「結果」(C)を変えることである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第8回目の引用である。

【引用はじめ】

 強化の原理が働くときには、「~のとき、~したら、~になった」という関係が成立している。「~のとき」というのは行動が起こる直前の環境のことで、先行条件という。「~したら」は行動、「~になった」は行動の直後に起きた環境の変化のことで、結果という。

 強化の原理をABC分析してみると、わかりやすい。

 誰にも行動そのものはいじれない。工夫できるのは、先行条件のAと結果のCだけだ。チェックリストはまさに行動の直前直後に、望ましい行動を強化する環境を作り出す仕組みである。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.6)

【引用おわり】

 チェックリストを活用すると、行動の直前直後の環境を明らかにできる。それによって、行動を変える手立てが見出せる。 

2024年12月8日日曜日

【利用者向け1105】太平洋戦争開戦記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月8日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 「太平洋戦争(たいへいようせんそう)開戦(かいせん)

 記念日(きねんび)」です。

 1941年(昭和しょうわ16年)12月8日に 日本海軍(にほんかいぐん)が

 ハワイ真珠湾(しんじゅわん)の アメリカ軍(ぐん)基地(きち)を 攻撃(こうげき)

 しました。

 これが 太平洋戦争(たいへいようせんそう)の 始(はじ)まりです。

 3年6か月間(かん)の 戦争(せんそう)で 日本(にほん)は 敗戦(はいせん)

 しました。 

問題解決(7) 「行動の直前直後に目を向ける」

 ABC分析は、行動の直前と直後の環境を見える化してくれる。行動の直前は先行条件といい、直後は結果という環境のことである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第7回目の引用である。

【引用はじめ】

 強化の原理が働くときには、「~のとき、~したら、~になった」という関係が成立している。「~のとき」というのは行動が起こる直前の環境のことで、先行条件という。「~したら」は行動、「~になった」は行動の直後に起きた環境の変化のことで、結果という。

 強化の原理が働いている次のような例をABC分析してみる。

 こうやってABC分析すると、単に行動のことだけを考えるのではなく、直前直後の環境の変化に目を向けなくてはならないことがわかる。個人攻撃の罠にできるだけ陥らないためにも。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.6)

【引用おわり】

 「選挙の結果を知りたい」とき、「リモコンのスイッチを入れ」たら、「テレビのニュースが見られた」というABC分析によって、なぜ「リモコンのスイッチを入れる」かという行動の関係がわかる。このようなことが分かれば、「テレビばっかり見て」などという「個人攻撃の罠」に陥らなくてすむ。


2024年12月7日土曜日

【利用者向け1104】雪景色

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月7日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「大雪(たいせつ)」です。

 昨夜(さくや)からの雨(あめ)が 今朝(けさ)には雪(ゆき)になりました。

 あっという間(ま)に あたり一面(いちめん) 雪景色(ゆきげしき)です。

 一気(いっき)に 冬(ふゆ)がやってきた感(かん)じです。

 今日(きょう)は 土曜日(どようび) 家(いえ)でゆっくり過(す)ごしましょう。 

問題解決(6) 「ABC分析」

 「~のとき、~したら、~になった」という行動随伴性を分析する道具として、ABC分析が用いられる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第6回目の引用である。

【引用はじめ】

 強化の原理が働くときには、「~のとき、~したら、~になった」という関係が成立している。「~のとき」というのは行動が起こる直前の環境のことで、先行条件という。「~したら」は行動、「~になった」は行動の直後に起きた環境の変化のことで、結果という。

 先行条件と行動と結果の関係を行動随伴性という。英語で訳したときの頭文字がA (Antecedent) 、B (Behavior) 、C (Consequence) だから、行動随伴性を分析することを、別名、ABC分析という。ABC分析は図で表すと分かりやすい。この本では、行動随伴性を次のような図にして分析する。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.6)

【引用おわり】

 ABC分析においては、行動の直前の「先行条件」と「行動」、そしてその直後の「結果」の関係がどうなっているかを明らかにするものである。行動随伴性を見える化することができる。 

2024年12月6日金曜日

【利用者向け1103】大荒れの天気

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月6日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)の 天気(てんき)は 大荒(おおあ)れです。

 雨風(あめかぜ)が 吹(ふ)き荒(あ)れます。

 気温(きおん)も 5度(ど)ぐらいまでしか 上(あ)がりません。

 新庄(しんじょう)や 米沢(よねざわ)などは 雪(ゆき)が降(ふ)る予報(よほう)です。

 山形(やまがた)は 雪(ゆき)は 降(ふ)らないようですが。

 寒(さむ)い 一日(いちにち)です。

 暖(あたた)かくして 過(す)ごしましょう。 

問題解決(5) 「強化の原理が働く行動随伴性」

 強化の原理が働くのは、先行条件→行動→結果という関係が成立するときである。行動の直前の先行条件がどうか。行動の直後の結果はどうか。そのような関係に着目するのが強化の原理の考え方である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第5回目の引用である。

【引用はじめ】

 居酒屋で注文するとビールが出てくる。このような強化の原理が働くときには、「~のとき、~したら、~になった」という関係が成立している。「~のとき」というのは行動が起こる直前の環境のことで、先行条件という。居酒屋の例なら、主人と目があったときが先行条件になる。「~したら」は行動、「~になった」は行動の直後に起きた環境の変化のことで、結果という。居酒屋の例なら間違いなくビールがでてくることだ。強化の原理が働いて、もっとビールを頼むようになるというのは強化の結果であって、行動の結果ではないから間違えないように。

 先行条件と行動と結果の関係を行動随伴性という。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.5~p.6)

【引用おわり】

 先行条件、行動、結果という一連の関係を明らかにすることで、行動する理由もわかってくる。それが、行動随伴性というものである。困難な問題を解決して、新しい行動を形成することもこの行動随伴性がカギを握っているのである。 

2024年12月5日木曜日

【利用者向け1102】かぜなどひかないよう

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月5日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 雨模様(あめもよう)です。

 気温(きおん)も 最低(さいてい)4度(ど) 最高(さいこう)8度(ど)と 寒(さむ)い

 一日(いちにち)になります。

 これから ずっと気温(きおん)は 上(あ)がりません。

 寒(さむ)い日が 続(つづ)きます。

 暖(あたた)かくして 過(す)ごしましょう。

 かぜなどひかないよう 気(き)をつけて。

  

問題解決(4)「好子とは」

 行動の直後に行動を強化する良いことが「好子」である。それは、モノでも、コトでもいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第4回目の引用である。

【引用はじめ】

 強化の原理とは、「行動することで、何か良いことが起こったり、悪いことがなくなったりすると、その行動は繰り返される。」

 たとえば、衆議院選挙の結果を知りたいとき、リモコンスイッチを押せばテレビがついてニュースが見られる。強化の原理が働いて、次に何かニュースが見たくなったときも、リモコンのスイッチを入れるようになる。仕事帰りに居酒屋に立ち寄り、ビールを注文するとギンギンに冷えた生ジョッキがでてくる。強化の原理が働いて、次の機会にまたビールを頼む。家族で食事をしているときに駄洒落を言う。普段はあまりかまってくれない娘がツボにはまって大笑いする。強化の原理が働いて、もっともっと駄洒落を言う。

 行動を強化する "何か良いこと" を好子(こうし)という。好子はビールのように飲み物や食べ物かもしれないし、娘が笑うように他人からのリアクションかもしれない。つまり、好子とは、行動の直後に現れると、その行動を強化するモノやコトすべてということになる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.5)

【引用おわり】

 行動を強化するのが、「好子」である。行動の直後に、好子が出現する必要がある。それも60秒以内というのが原則である。それによって、その行動が繰り返されるようになる。 

2024年12月4日水曜日

【利用者向け1101】障害者週間

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月4日 水曜日(すいようび)。

 12月3日から 12月9日まで 「障害者週間(障害者週間)」と 定(さだ)め

 られています。

 12月9日は 「障害者(しょうがいしゃ)の日」です。

 障害者(しょうがいしゃ)の 福祉(ふくし)に 関心(かんしん)を 持(も)ってもらい

 理解(りかい)を 深(ふか)めてもらうための 週間(しゅうかん)です。

 この期間(きかん)には いろんな関連行事(かんれんぎょうじ)が 実施(じっし)

 されます。

 障害者(しょうがいしゃ)が 制作(せいさく)した アート作品(さくひん)の

 展示(てんじ)などが 行(おこな)われます。 

問題解決(3) 「強化の原理」

  チェックリストを使うことによって、問題をうまく解決することができた。なぜそうなったか。「強化の原理」が働いたからである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第3回目の引用である。

【引用はじめ】

 チェックリストはなぜ役立つか。それは、部下のやる気や態度が問題ではなく、仕事の指示の出し方やその後の確認の方法に問題があるのでないかと想定したことが功を奏したためである。チェックリストでうまくいったのは、強化の原理が働いていたからだ。

 強化の原理とは、「行動することで、何か良いことが起こったり、悪いことがなくなったりすると、その行動は繰り返される。」

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.4~p.5)

【引用おわり】

 「個人攻撃の罠」にはまったままでは、問題をうまく解決することができない。望むような行動ができないと「能力が低い」「意欲に欠ける」「反抗的だ」「指示待ちだ」と決めつけて、他に責任転嫁しがちだ。これでは、何ら問題解決を図るにはいたらない。それよりは、仕事に取り組みやすい方法を工夫するのである。その場合、チェックリストなど用いて、どのような状況にあるかを把握して、「強化の原理」を試してみるのである。

2024年12月3日火曜日

【利用者向け1100】雪に備えた準備

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月3日 火曜日(かようび)。

 12月になって これからは本格的(ほんかくてき)な冬(ふゆ)になります。

 雪(ゆき)がどんどん降(ふ)ってきて 雪(ゆき)が積(つ)もり 根雪(ねゆき)になります。

 雪(ゆき)かきも 毎日(まいにち)しなくてはなりません。

 車(くるま)のタイヤも スノータイヤに 交換(こうかん)します。

 庭木(にわき)の 雪囲(ゆきがこ)いもしています。

 雪(ゆき)に備(そな)えた準備(じゅんび)も忙(いそが)しいです。 

問題解決(2)「チェックリストの活用」

 上司は、部下のやる気がなくて、反攻的な態度にやきもきしている。ついつい部下が悪いと「個人攻撃の罠」にはまってしまう。これでは、問題解決につながらない。いかようにすれば、問題解決をはかることできるか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第2回目の引用である。

【引用はじめ】

 上司は、最初、部下の「やる気」や、叱られても反省の色もないという「態度」に執着していた。しかし、「やる気」も「態度」も、どちらも上司の手の届くところにはない。逆に、チェックリストを使うことなら誰にでもできる。個人攻撃の罠から抜け出るには、できないことばかりではなく、できることを考えよ、というわけだ。それにチェックリストの効用は研究によって確かめられてもいる。勘や経験だけから解決策を考えず、せっかく公開されている研究成果を利用しようというわけだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.4)

【引用おわり】

 どうしても、できないことに注目しがちだ。あいつは「やる気がない」「指示待ちだ」と決めつける。これでは、なんの解決にもならない。まずは、チェックリストなどでどんな状況かを明らかにして、問題解決に一歩進めるのもいい手である。 

2024年12月2日月曜日

【利用者向け1099】モンテディオ山形J1昇格ならず

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月2日 月曜日(げつようび)。

 昨日(きのう)は モンテディオ山形(やまがた)の J1(ジェイワン)昇格(しょうかく)の

 プレーオフ準決勝(じゅんけっしょう)が 行(おこな)われました。

 岡山(おかやま)との 試合(しあい)でした。

 10年ぶりに J1(ジェイワン)に 昇格(しょうかく)するチャンスでした。

 しかし 残念(ざんねん)ながら 0―3で敗退(はいたい)。

 来年(らいねん)こそ 悲願(ひがん)のJ1(ジェイワン)めざしてがんばってほしい。 

問題解決行動(1)「個人攻撃の罠にはまっていないか」

 問題がうまくいかないとき、責任転嫁をしがちだ。あの人がしっかりしてないから、能力不足だ、努力不足だとついつい言ってしまう。「個人攻撃の罠」にはまって、問題解決を図ろうとしなくなっている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第1回目の引用である。

【引用はじめ】

指針「仕事や人間関係がうまくいかないときには、他人や自分を責めるのではなく、問題を解決する方法を考えよう」

 仕事や人間関係がうまくいかないとき、我々はその原因を他人や自分の性格や能力、やる気や適性のせいにして、問題解決のためのアクションをとらないことが多い。これを「個人攻撃の罠」という。上司として仕事をしていると、特に陥りやすい罠である。自分の責任ではなく人の責任とする方がたやすいからだ。でも、この罠にはまっている限り問題は解決しない。また、罠にはまった上司の元では部下が育たない。

 罠から抜け出るには発想の転換が必要だ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.3~p.4)

【引用おわり】

 「個人攻撃の罠」にはまると、問題解決の手立てをとろうとしなくなる。他人のせいにして、自らの努力を怠る。相手の欠点だけしか見えず、ついつい叱ってしまう。こうした悪循環にはまると、いい結果が生まれない。 

2024年12月1日日曜日

【利用者向け1098】今日から師走

 今日(きょう)は 令和(れいわ)6年12月1日 日曜日(にちようび)。

 12月は 「師走(しわす)」と言います。

 12月7日は 「大雪(たいせつ)」。 12月21日は 「冬至(とうじ)」。

 12月25日は 「クリスマス」。 12月31日は 「大(おお)みそか」。

 12月が終(お)わると 新(あたら)しい年(とし)です。

 令和(れいわ)6年 2024年も 残(のこ)すところひと月(つき)です。

  

島宗リーダー本429「より良い随伴性を作り出す」

 私たちとしては、思いどおりにいかないことが多い。さまざまな誤解から生じた行動の罠が、そこかしこにあるからである。本ブログで指摘してきたものには、「解決策飛びつきの罠」「研修の罠」「個人攻撃の罠」「心理学の罠」「マイクロマネジメントの罠」などがあった。そうした内容について、島宗リーダー本による第429回目の引用である。

【引用はじめ】

 個人攻撃の罠や心理学の罠、私たちの社会や文化にそうした罠に落ちる行動を強化する随伴性がある証拠でもあります。褒めるよりも叱る方が強化されやすいこともしかりです。

 ポジティブな行動マネジメントを企業に導入し、リーダーの行動を変えることで部下の行動を変え、業績の改善につなげるためには、こうした日常を覆す環境を作り出すことが必要になります。

 決して簡単ではありませんが、やりがいがありますし、大きな成果が期待できる仕事です。これまでの研究や実践から、予想されるハードルやそれらを乗り越える術もわかってきています。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.226)

【引用おわり】

 問題の解決に向けて、ポジティブな行動マネジメントを導入する。しかし、その場合適切なやり方でなければ、効果を得られない。効果的な随伴性によって、行動の改善を図る必要がある。