目標が達成したかどうかは、数値によって明確に判断できるようにした。そうであったからこそ、誉めるなどの強化が確実にできた。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第14回目の引用である。
【引用はじめ】
上司と部下が、毎朝三分間のミーティングをして、その日の仕事の目標を決めた。そして次の朝には前の日の目標達成を確認した。見積書、請求書、顧客カードなど、書類にはいくつか種類があり、処理にかかる手間が違うので、見積書は3点、請求書は4点、顧客カードの入力は6点というようにポイント制で計算し、目標の達成を判断することにした。
毎朝、達成可能な目標が設定された。目標は達成するたびに次第に引き上げられた。それも部下たちの合意の元に設定された。毎朝のミーティングでは目標達成を誉めた。
また、上司は部下のおしゃべりやぞんざいな受け答えなどを叱ったり、なじったりしないようにもした。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.11~p.12)
【引用おわり】
達成目標は何かを、部下も上司も共有することが大事だ。部下はその目標の達成が数値などの点数で表されるので、達成できたかどうかがハッキリわかる。上司にも目標が達成されたことで、部下を直ちに誉めることができるのである。あいまいさを払拭することができる。部下も上司も満足できるやり方といっていい。
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