行動(B)をどうこうするとしたら、行動の直後の「先行条件」(A)と行動の直後の「結果」(C)を変えることである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第8回目の引用である。
【引用はじめ】
強化の原理が働くときには、「~のとき、~したら、~になった」という関係が成立している。「~のとき」というのは行動が起こる直前の環境のことで、先行条件という。「~したら」は行動、「~になった」は行動の直後に起きた環境の変化のことで、結果という。
強化の原理をABC分析してみると、わかりやすい。
誰にも行動そのものはいじれない。工夫できるのは、先行条件のAと結果のCだけだ。チェックリストはまさに行動の直前直後に、望ましい行動を強化する環境を作り出す仕組みである。(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.6)
【引用おわり】
チェックリストを活用すると、行動の直前直後の環境を明らかにできる。それによって、行動を変える手立てが見出せる。
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