工場内で事故が多発している。それを未然に防ぎたい。そのために、どんなことをすればよいか。まずやるべきかは、事故防止のための具体的な行動のリストアップだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第28回目の引用である。
【引用はじめ】
工場の事故を減らすために次のようなことを行った。まず、事故を未然に防ぐための行動をリストアップした。ゴーグルを着用する、安全靴を履く、一度に二枚以上の板は運ばない、物を移動するときには腰をひねらず体全体を移動するなど、10数個の項目に及んだ。各項目は誰が見ても分かるようにできるだけ具体的に定義された。そうしないと「自分ではやったつもり」「いや、やってない」の水掛け論になってしまうからだ。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.18)
【引用おわり】
工場内で事故を未然に防止するための行動は何かを明らかにした。それも誰がみても間違いなく行えるものである。誤解が生じるようでは、混乱して問題をさらに大きくしてしまう可能性もあるからだ。シンプルな行動内容にすべきだ。
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