2024年12月18日水曜日

問題解決(17) 「弱化の例」

 弱化の原理をABC分析してみる。先行条件(A)、行動(B)、結果(C)の関係についての随伴性である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第17回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動を弱化する "何か悪いこと" を嫌子(けんし)という。嫌子は熱い餅のように飲み物や食べ物かもしれないし、気に入った女性からのしかめ面のように他人からのリアクションかもしれない。嫌子とは、行動の直後に現れると、その行動を弱化するモノやコトすべてということになる。

 弱化の例をABC分析してみよう。



(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.12~p.13)

【引用おわり】

 「火傷」「腹痛」「しかめっ面」といった「嫌子」によって、弱化が働く例である。こうしたことにより、行動としての「餅を口に入れる」、「チーズを食べる」、「下ネタを話す」ことがしなくなるのである。 

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