つい、問題が生ずると、上司や部下を問題にして、「個人攻撃の罠」に陥ってしまう。これでは、問題の解決につながらない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第10回目の引用である。
【引用はじめ】
仕事のやり方を知らなかったり、何がどれだけ期待されているのか分からなくて仕事の成果が上がっていないことが多い。
ところが、そのことがわからず上司の教え方が悪いとか、部下の無知のせいだなどと「個人攻撃の罠」にはまってしまう。誰が悪いか探すのでなくて、何が役に立つか見つける必要がある。
部下にとって、行動(B)が確実に身についていない場合は、行動が新しく身についてレパートリーになるようにトレーニングしないといけない。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.9~p.10)
【引用おわり】
問題があったらその原因を上司や部下などの人のせいにしがちだ。問題を自ら手放しても、なんの解決にもならない。それよりは、解決を図るための方法を見出すことである。問題が生じている環境を探って、その環境を変えることが必要である。
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