私たちとしては、思いどおりにいかないことが多い。さまざまな誤解から生じた行動の罠が、そこかしこにあるからである。本ブログで指摘してきたものには、「解決策飛びつきの罠」「研修の罠」「個人攻撃の罠」「心理学の罠」「マイクロマネジメントの罠」などがあった。そうした内容について、島宗リーダー本による第429回目の引用である。
【引用はじめ】
個人攻撃の罠や心理学の罠、私たちの社会や文化にそうした罠に落ちる行動を強化する随伴性がある証拠でもあります。褒めるよりも叱る方が強化されやすいこともしかりです。
ポジティブな行動マネジメントを企業に導入し、リーダーの行動を変えることで部下の行動を変え、業績の改善につなげるためには、こうした日常を覆す環境を作り出すことが必要になります。
決して簡単ではありませんが、やりがいがありますし、大きな成果が期待できる仕事です。これまでの研究や実践から、予想されるハードルやそれらを乗り越える術もわかってきています。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.226)
【引用おわり】
問題の解決に向けて、ポジティブな行動マネジメントを導入する。しかし、その場合適切なやり方でなければ、効果を得られない。効果的な随伴性によって、行動の改善を図る必要がある。
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