事故の発生は、個人にだけ責任を転嫁しても問題解決は図れない。行動に着目して、その行動のあり方を改善できるようにする必要がある。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第25回目の引用である。
【引用はじめ】
最近の若い連中は注意力がなくて、よく事故を起こすんだ。怪我も多い。事故が起きると、生産ラインを止めることになる。人手が減って、管理責任も問われることになる。これでは、個人攻撃の罠にはまってしまっている。
事故を起こすのも、事故を未然に防ぐのも人間の行動だ。このことから、パフォーマンス・マネジメントが使えるに違いない。
(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」1999年 開成出版刊、p.16)
【引用おわり】
事故が起きないないよう環境を改善するのがまず重要だ。さらに、そこで働く人たちが、事故を未然に防ぐ行動ができるようにする。事故に対する注意喚起が常にできるチェックリストを準備するのもいい。
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