行動の原因を考えるとき、直前と直後の変化を整理することが大切です。ABC分析は、行動の前にある刺激(A)、行動(B)、その結果(C)を図で示し、支援の視点を明確にします。
【引用はじめ】
行動の原因を分析するとき、行動の直前から直後にかけての状況の変化に注目する。そして、それを記述するために、「直前⇒行動⇒直後」のダイアグラムを使う。
これに対しスキナーはじめ、多くの行動分析学者は、弁別刺激(Sd)⇒行動(behavior)⇒結果(consequence)と記述される。ABC分析と呼ばれるダイアグラムを使うことのほうが多い。特に、パフォーマンス・マネジメントの領域はそうである。直前から直後の変化を「結果」としてまとめて表現し、行動に先立つ刺激を付加して強調する書き方だ。
弁別刺激は行動に先行する刺激なので、先行刺激(Antecedent)、行動はBehavior、結果はConsequenceなので、それぞれの頭文字をとって、ABC分析と呼んでいる。どんな状況で(A)、その行動が起きたのか(B)、その後何が起こったか(C)を明らかにすることで、行動の原因を分析するダイアグラムである。行動随伴性とABC分析は、下図のような関係になっている。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.193)
【引用おわり】
行動の背景を理解するには、結果だけでなく、行動を引き出した刺激にも注目しましょう。ABC分析を使うことで、支援の方向性がより具体的に見えてきます。
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