2019年10月10日木曜日

社会的スキルを得させる

 専門の支援者を育てる話の40回目。
 支援者として「豊かな人間性」を支える専門スキルとして「社会的スキルを得させる」ことが大事である。

 そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。

 【引用はじめ】

 社会的スキルとは、人が社会のなかで生きていくうえで、必要とするさまざまな能力である。
 社会的スキルを得させるためには、人々に数々の体験をさせ、外的にも内的にも刺激を与えることで、彼らがもっている資質や能力をさらに引き出し、磨いていく必要がある。

 社会的スキルは、一人で考えて得るのではない。
 他者とのぶつかり合いから学ぶものである。
   
 (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.169、2006年、中央法規出版刊)

 【引用おわり】

 他者とのかかわりで学ぶのが社会的スキルである。
 社会的スキルは人同士の直接的関係によって学ぶものだ。
 その学びが成長発達を促す。
 学びはさらに大きな学びにつながり、より高度な社会スキルを得ることになる。

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