リーダーにとって、職員の仕事の能率をあげ、業績をあげるには、職員がどのような状況になればいいか。
そのことに関して、島宗理氏は、「自主的な実行」ができるようにすることだと、次のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第5回目の紹介である。
【引用はじめ】
3つの会社では、リーダーの行動によって部下の行動に大きな違いが生まれていました。
X社の社員は監督に叱られないように最低限の仕事をしてしました。
彼らにとって、仕事は「やらなければならないこと」でした。
Y社の社員はX社の社員より楽しんでいました。
彼らにとって、仕事は「言われた通りにすればうまくいくこと」でした。
Z社の社員は仕事に夢中でした。
彼らにとって、仕事は「やりたくてやっていること」でした。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.20、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
職員は、リーダーに頼ることなく、「自主的に」仕事を行うようになることを目指す必要がある。
それには、段階がある。
まず、「義務感」で仕事をする。
次に、「指示通り」に仕事をする。
最後は、「自立して」仕事をする。
自主的に、自立して仕事をすれば、より良い仕事の仕方を工夫するようになるのだ。
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