専門の支援者を育てる話の39回目。
支援者として「豊かな人間性」を支える専門スキルとして「仲間意識を高められる」ようにすることも大事にしなければならない。
そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。
【引用はじめ】
仲間意識とは、「私」ではなく「私たち」という気持ちをもつことである。
それは一人ではなく仲間がいるという安心感と仲間への帰属意識である。
メンバーが集まれば、自然と仲間になるわけではない。
しかし、支援者の意図的な働きかけにより、互いが仲間として、絆を深めていける。
同じ体験をするならばそこでの楽しさ、悲しさ、喜び、つらさのすべてを分かち合い、仲間意識を深めることができる。
そしてそれが思い出となり、将来にわたって人々を支え続けるのである。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.165、2006年、中央法規出版刊)
【引用おわり】
支援者は、まず利用者一人ひとりのことをよく理解し、個々に合った支援に努めることである。
それがグループがまとまることにつながる。
グループの仲間同士が力合わせることになる。
互いの力が合わさってより良い活動がなされることになる。
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