2019年10月13日日曜日

絶え間ない学習と実践の繰り返し

 専門の支援者を育てる話の43回目。
 支援者として「豊かな人間性」を支える専門スキルを培うには、「絶え間ない学習と実践の繰り返し」が不可欠になる。

 そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。

 【引用はじめ】

 専門的な知識、能力、そして資質は、絶え間ない学習と実践の繰り返しによって、
少しずつ自分自身に注ぎ込むことができる。
 この学習と実践は二つの車輪であり、片方を動かすならば、もう片方も動かさなければ意味がない。

 賢い支援者は、学習したことを実践に移し、実践したことからさらに学習課題を見いだす。
 このような繰り返しが経験とつながり、自分を整える。  
   
 (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.211&p.212、2006年、中央法規出版刊)

 【引用おわり】

 学習だけとか、実践だけといったことでは、本物の支援者とは言えない。
 学習も実践も両方に裏打ちされた支援者でなければならない。
 今やっている実践は、今まで学習した知識が背景にあると言えることだ。
 また、この学習内容は、こうした実践によって試すことができると説明できるようにする。
 学習は学習、実践は実践といったことは、プロとは言えないのだ。

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