リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
リーダーによる適切な行動によって、職員が成果を出せる行動を生み出すようにしなければならない。
ただ、行動もコストだということを忘れてならない。
そのことに関して、島宗理氏は、「行動そのものはコスト」であると、次のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第14回目の紹介である。
【引用はじめ】
行動そのものはコストです。
たとえば、売り上げるために、営業会議をどれだけたくさん開いても、こうした行動はコストです。
行動するということは投資することです。
投資に見合うリターンがなければ、またコストを超えるプロフィットがなければ、マネジメントしての収益は赤字に転落してしまいます。
機会損失も生じます。
ある行動をしているときに(例:会議に出席している)、他の行動ができなくて(例:顧客と商談する)、受注する機会を逃しているのなら、機会損失が生じていることになります。
部下の様々な行動から成果を生み出す行動を絞り込むことも、リーダーの重要な役割です。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.49、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
行動も投資であり、それに見合うリターンがなければその行動は問題である。
適切な行動こそ必要である。
それが行動の焦点化なのだ。
むやみに会議を増やすなどの行動をしても、利益につながらなければなんにもならない。
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