2019年10月27日日曜日

標的行動の行動化・焦点化

 リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
 この場合、リーダーの性格があーだから、こーだからと言いがち。
 リーダーの性格のせいにしてしまう。
 性格などが原因だとしても、何も問題が解決できない。
 「個人攻撃の罠」を克服しなければならない。
 そのことに関して、島宗理氏は、「標的行動の行動化・焦点化」することだと、次のように述べる。
 島宗理氏のリーダー論からの第11回目の紹介である。

 【引用はじめ】

 性格ではなく行動に着目することを行動化、行動化した候補から対象を選ぶことを焦点化、選んだ行動を標的行動と呼びます。 
   
 (島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.31、2015年、日本実業出版社刊)

 【引用おわり】

 問題となる行動に着目するのである。
 あの人は引っ込み思案などという性格で決めつけても何の解決にもならないからだ。
 まず、問題となることの行動とはどんなことかを明確にする。
 リーダーの引っ込み思案といった大まかな捉え方をするのでなく、具体的に部下に対して「相手に近づく」とか、「話をする」とか、「共通の話題をもつ」とか、「行動化」するのである。
 「行動化」した中でも、特に重要な行動を「焦点化」することで、リーダーにとって大事なこと取り上げるのである。

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