2019年10月14日月曜日

物事を単純にとらえ、複雑に発展させる力

 専門の支援者を育てる話の44回目。
 支援者として「豊かな人間性」を支える専門スキルを培うには、「物事を単純にとらえ、複雑に発展させる力」が不可欠になる。

 そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。

 【引用はじめ】

 私たちは複雑な世界に生きていると錯覚するが、実は複雑なものは何もなく、すべては単純なものの組み合わせである。

 複雑そうな問題に出合うとき、それを複雑なものではなく、簡単な問題が複雑に絡まったものとして一つひとつの問題を解決するための原則を応用することができる。

 支援者として、どんなに複雑なものであっても、それを構成する単純なものを見いだすよう目を訓練し、ものをみる力を高めよう。  
   
 (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.214&p.217、2006年、中央法規出版刊)

 【引用おわり】

 物事の多くは、複雑そうに見えても、単純なものの組み合わせに過ぎない。
 複雑なものを単純なものに分解することが大事だ。
 その単純なものを一つずつときほぐす。
 それによって、問題を一つずつ地道に解決することである。

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