専門の支援者を育てる話の37回目。
「豊かな人間性」を支える専門スキルとして「専門職を養い育てる力」が大事となる。
そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。
【引用はじめ】
どのような仕事にも教える人と学ぶ人が存在する。
スーパービジョンとは、熟練の人(スーパーバイザー)が、経験の浅い人(スーパーバイジー)の専門性を高めるために助言や訓練を与えていくことである。
このような訓練には、スーパーバイジーが組織や機関の役割、機能を熟知し、それらを十分に遂行できるように助ける管理的機能、また彼らに専門的な仕事を教える教育的機能、さらに慣れない仕事から来る悩みの相談を受け、燃え尽きないよう心理的サポートを行う支持的機能が含まれる。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.156、2006年、中央法規出版刊)
【引用おわり】
支援者として一人前になるには、熟練者(スーパーバイザー)からの教えを十分吸収しなければならない。
熟練者は、初心者にとってそれこそ頼りになる存在である。
その教え方ひとつで良き支援者になるかどうかが決まる。
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