リーダーにとって、職員の仕事の能率をあげ、業績をあげるには、職員がどのような状況になればいいか。
そのことに関して、島宗理氏は、「重要な行動を引き出し維持すること」と、次のように述べる。
島宗理氏のリーダー論からの第6回目の紹介である。
【引用はじめ】
行動の「実行」には、やりたいと思う気持ちや、そうした方がいいという知識だけでは不十分です。
ビジネスで成功するために何をすべきかわかっているのに、なかなか実行できません。
これを「知識と行動のギャップ」と言います。
業績につながる重要な行動は、一度実行すればそれで終わりではありません。
実行の継続が求められます。
部下のパフォーマンスを上げるために新しい取組みを始め、当初は物珍しさも手伝って盛り上がります。
しばらくしないうちに元通りになってしまいます。
着実な実行を持続することです。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」pp.21~22、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
思っていることが、そのとおりに実行できないことのほうが多い。
上記で述べる「知識と行動のギャップ」だ。
そうした矛盾は常にある。
そのギャップをうめることこそ大事だ。
リーダーとして、職員に適切な行動ができるようにする方策を身につける必要がある。
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