2019年12月12日木曜日

危機への対策

 リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
 そのため、リーダーは職員に期待することを行動化し、焦点化することに努める。
 さらに、そうした職員の行動が自主性を発揮するようにする。
    
 また、島宗理氏は、「危機への対策」の重要性についても、以下のように指摘する。
 島宗理氏のリーダー論からの第54回目の紹介である。

 【引用はじめ】

 部下に期待する行動が不明確で、かつ、嫌子を主に使うとなると、上司から部下へのコミュニケーションは、何か悪いことが起きてからの対処が中心になり、常に後手に回ることになります。
 これに対して、部下への期待を業績につながる行動としてあらかじめ定義し、それを伸ばし、維持するコミュニケーションに軸足を移せば、重大事態を未然に防ぎ、何か起こってしまったときにはスピードをもって対応し、再発しないように改善していくことが可能になります。

  (島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.225~p.226、2015年、日本実業出版社刊)

 【引用おわり】

 重大事態などの危機に対して、組織としてどう対応するか明確にしておく。
 この場合は、スピード感が非常に重要となる。
 事前の準備と対策を具体化しておくことだ。
 それを、組織全員に周知徹底しておかなければならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿