リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
そのため、リーダーは職員に期待することを行動化し、焦点化することに努める。
さらに、そうした職員の行動が自主性を発揮するようにする。
また、島宗理氏は、「危機への対策」の重要性についても、以下のように指摘する。
島宗理氏のリーダー論からの第54回目の紹介である。
【引用はじめ】
部下に期待する行動が不明確で、かつ、嫌子を主に使うとなると、上司から部下へのコミュニケーションは、何か悪いことが起きてからの対処が中心になり、常に後手に回ることになります。
これに対して、部下への期待を業績につながる行動としてあらかじめ定義し、それを伸ばし、維持するコミュニケーションに軸足を移せば、重大事態を未然に防ぎ、何か起こってしまったときにはスピードをもって対応し、再発しないように改善していくことが可能になります。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.225~p.226、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
重大事態などの危機に対して、組織としてどう対応するか明確にしておく。
この場合は、スピード感が非常に重要となる。
事前の準備と対策を具体化しておくことだ。
それを、組織全員に周知徹底しておかなければならない。
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