リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
リーダーが褒めたつもりでも、それが行動の変化につながらなければ褒めたとはいえない。
そのことについて、島宗理氏は、「褒めたことが強化作用として機能しないこと」があると、以下のように指摘する。
島宗理氏のリーダー論からの第48回目の紹介である。
【引用はじめ】
褒められることが強化として作用しないこともあります。
たとえば、「最近頑張っているなぁ」とか「お前、仕事できるなぁ」といった、漠然とした褒め言葉や、「〇〇くん、信頼してるよ」とか「〇〇さん、お得意さんから評判いいよ」といったおだて言葉は、うまく使えば、部下との信頼関係を築くのには有効ですが、業績につながる特定の行動に対してかける言葉ではありませんから、行動を強化することにはなりません。
褒める=正の強化ではないのです。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.199、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
業績向上につながるリーダーの働きかけが大事である。
どうも、褒めれば行動はいい方向に動くと思い込んでいる。
必ずしも、思ったようにならない。
そうなったら、褒め方などを変えることだ。
結果的に、業績が上昇するリーダーの行動に注目する必要がある。
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