行動の問題を心や性格などの内面で決めつけると、問題解決につながりにくい。
個人攻撃の罠にはまって、相手をネガティブにとらえてしまう。
そのことを、舞田氏は「問題の解決を投げ出している」と、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第15回目である。
【引用はじめ】
行動分析学では、心や性格といった人間の内面で行動を説明しない。
部下たちが会議で発言しないのは、「前向きな意識」が欠如している、「積極性」がないからだというように、部下の行動の問題を、意識や性格といった、医学モデルで考えている。
その結果、「この連中に考えなどあるものか」と、問題の解決を投げ出している。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.28、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
行動の問題を、医学モデルでとらえると問題の解決につながりにくい。
やる気がない、意欲に欠けるなどと言ったところで、いい結果にならないことは肝に命ずるべきである。
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