2019年12月15日日曜日

「個人攻撃の罠」から抜け出す必要性

 リーダーの行動に関して、組織の業績にいかに影響するかを57回にわたって述べてきた。
 島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」2015年(日本実業出版社刊)をベースにした内容であった。
 その中でも、中心テーマになったのは、「個人攻撃の罠」から抜け出す必要性であった。
 この「個人攻撃の罠」とは、どういうことであったか。
 島宗氏は次のように述べる。
 「業績が思うように上がらないときに、上司や部下の性格や能力を問題視するだけで、解決のための工夫をしなくなってしまうこと」
 こうした行動を変えて、肯定的でポジティブなかかわりをする。
 それには、リーダーが職員に対して期待すべきことを行動化・焦点化することがまず大事である。
 さらに、職員の適切な行動が自発したら、リーダーは間を置かず認める。
 もちろん、業績が急激に向上するわけではない。
 目指すべき業績は細分化し、少しずつ向上できるよう進める必要がある。

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