リーダーの行動に関して、組織の業績にいかに影響するかを57回にわたって述べてきた。
島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」2015年(日本実業出版社刊)をベースにした内容であった。
その中でも、中心テーマになったのは、「個人攻撃の罠」から抜け出す必要性であった。
この「個人攻撃の罠」とは、どういうことであったか。
島宗氏は次のように述べる。
「業績が思うように上がらないときに、上司や部下の性格や能力を問題視するだけで、解決のための工夫をしなくなってしまうこと」
こうした行動を変えて、肯定的でポジティブなかかわりをする。
それには、リーダーが職員に対して期待すべきことを行動化・焦点化することがまず大事である。
さらに、職員の適切な行動が自発したら、リーダーは間を置かず認める。
もちろん、業績が急激に向上するわけではない。
目指すべき業績は細分化し、少しずつ向上できるよう進める必要がある。
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