リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
リーダーは職員に対して、適切な行動を得ようとするならば、明確な指示をすることが大事だ。
職員にとって、何が期待され、何をすべきかはっきりしていることである。
そのことについて、島宗理氏は、「仕事の依頼は明確でなければならない」と、以下のように指摘する。
島宗理氏のリーダー論からの第44回目の紹介である。
【引用はじめ】
部下に仕事を依頼するときには、何をどれだけ期待しているか明確にすることが必要です。
そうしないと、部下から行動が引き出されません。何をしていいかわからないからです。
不明確な指示が出ているときは、何をしても強化されないことが多いものです。
試しに何かしてみても上司の期待から外れていれば、「そうじゃないんだ」と否定されたり、「わかってないな」と叱られてしまいます。
消去や弱化が生じることになります。
そういうことが続くと、不明確な指示は行動を抑制する効果を持つようになります。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.167~p.168、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
リーダーは、やるべきことが明確になってないまま職員に指示してないか。
こうなると、職員も混乱し組織の業績も向上しない。
リーダー自身がしっかり指示内容を把握することが重要である。
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