リーダーが指示をしたからといって、職員は動いてくれない。
それはリーダーにとって大きな悩みだ。
そのことを、舞田氏は「ヒトは指示だけでは動かない」と、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第16回目である。
【引用はじめ】
人間は指示だけでは動かない。
自分が望むことを、相手がしてくれないとき、なせできないか、そしてどうすればさせられるか。その対応策には三つのレベルがある。
第一のレベルは、やるべきことに対する知識が欠けているレベルである。その場合には、知識を与える必要があり、指示は有効だ。
第二のレベルは、頭ではわかっているが、技能が伴わないというレベルである。このときに必要となるのは練習である。
第三のレベルは、頭ではわかっているし、できるのにやらない、というレベルである。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.28、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
上記の理由のように人間は指示どおりに動いてくれない。
その理由を簡単にまとめると次のとおり。
1 知識欠如→やるべきことを教える
2 技能欠如→やるべきことを練習する
3 行動欠如→やるべきことの重要性に気付く
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