2019年12月8日日曜日

おだては強化にならない

 リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
 リーダーにとって、職員の業績が向上する働き方がなされるかどうかである。
 褒めたつもりでも、職員の業績に変化をもたらさなければ、それは単なるおだてとしか言えない。  
  
 そのことについて、島宗理氏は、「おだては強化にならない」があると、以下のように指摘する。
 島宗理氏のリーダー論からの第50回目の紹介である。

 【引用はじめ】

 言葉でいくら褒めても、それが仕事や業績とは無関係なら、おだてているのと同じです。
 部下もそれに気づきますし、強化にはなりません。
 反対に、業績と直結する標的行動の実行や上達を褒めるのであれば、そうした褒め言葉は好子として機能します。

  (島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.200、2015年、日本実業出版社刊)

 【引用おわり】

 職員はおだてを直感的に察知する。
 表面的なおだて言葉で職員の行動が変わるものでない。
 業績に影響するリーダーの対応がなければならないのだ。

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