リーダーの行動は、組織の業績に大きく影響する。
リーダーは、常識的なやり方に埋没して問題が生じていたことを変えなければならない。
叱ることが容易だったということで、職員を委縮させていなかったかということである。
それについて、島宗理氏は、「日常を覆す環境を作り出す」ことについて、以下のように提案する。
島宗理氏のリーダー論からの第57回目の紹介である。
【引用はじめ】
個人攻撃の罠や心理学の罠(自主性・想像力・判断力などの心理学的抽象的な言葉を駆使することで満足すること)は、私たちの社会や文化にそうした罠に落ちる行動を強化する随伴性がある証拠でもあります。
褒めるよりも叱る方が強化されやすいこともしかりです。
リーダーの行動を変えることで部下の行動を変え、業績の改善につなげるためには、こうした日常を覆す環境を作り出すことが必要になります。
決して簡単ではありませんが、やりがいがありますし、大きな成果が期待できる仕事です。
(島宗理著「リーダーのための行動分析学入門」p.226、2015年、日本実業出版社刊)
【引用おわり】
今までやっていたことを変えることはなかなか難しい。
しかし、業績を向上できるとなればやり方を変える必要がある。
今までの組織文化なり、リーダーの行動のあり方を見直すべきである。
0 件のコメント:
コメントを投稿