「行動は、行動直後の状況の変化によって変わる」。これを行動随伴性と呼んだ。
行動随伴性とは、「行動と行動直後の状況の変化との関係で、行動の原因を解明し、行動を改善するための枠組み」であった。
それについて、舞田氏は、「行動随伴性を図示するダイアグラム」によって、よりわかりやすくできるとして、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第28回目である。
【引用はじめ】
行動随伴性で分析するときに有効な道具は、直前、行動、直後の三つからなる随伴性ダイアグラムである。これは、行動随伴性を図示したもので、行動の直前直後の変化が視覚的にわかりやすい。
(直前) リーダーが睨んでいない
→(行動) 職員が定時退社の準備をする ↓ 弱化
→(直後) リーダーが睨んでいる
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.49、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
上記の行動随伴性ダイヤグラムのように、「職員の定時退社の準備」の直後に、「リーダーが睨む」ことで、その行動が減少する。
随伴性ダイアグラムは、行動の直前直後の変化をわかりやすくできる。
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