行動することの原因は何か。医学モデル(心や性格が行動の原因だと説明すること)では、本当の原因を解明することができない。
それで、舞田氏は別な解釈を用いる。
舞田氏によれば、「行動後のリアクションが大事」として、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第17回目である。
【引用はじめ】
行動分析学では、ヒトの行動の原因は心や性格にあるのではなく、行動の結果、さらにいえば、行動の直前から直後への状況の変化にあると考える。
行動する前に出した指示よりも、行動したあと、聞き手に何を返すかが重要なのである。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.29、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
リーダーが事前に指示することより、職員の行動を見ていて、その行動に対してリーダーが適切な働き返しをすることの方が効果的である。
「いいね!」「頑張っているね」などの励ましの言葉である。
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