2020年1月2日木曜日

ミーティングががらりと変わる

 ミーティングしても、発言する職員がいない。リーダーは、職員たちがなんの意見も持っていないといらだつ。なぜそうなのか。本当に意見を持っていないのだろうか。

 舞田氏は、「ミーティングががらりと変わる」やり方があると、次のように述べる。  
 舞田氏による著書の紹介は第18回目である。

 【引用はじめ】

 社員たちが発言するたびに、必ず何らかのリアクションを返す。たとえ、「何も変わらないんじゃないですか」というシニカルな発言対しても、「なるほど」と応じる。そして前向きの発言が出れば、満面の笑顔で応酬する。発言の直前は、無表情だ。しかし、発言した途端に、必ずポジティブなリアクションを返す。この発言直前の無表情から、発言直後の明るい笑顔とポジティブな応答への変化。
 これがミーティングをがらりと変える。
  
  (舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.31~p.32、2008年、日本経済新聞出版社刊)

 【引用おわり】

 リーダーは、職員の発言に対して、リアクションをしてこなかった。
 あるいは、期待どおりの発言でないと否定的なリアクションだった。
 リーダーのリアクションが職員の発言を制御してきたことを知るべきである。
 発言を促進するリアクションを多用するのだ。

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