2020年1月29日水曜日

逃れることができない嫌子を与えられ続ける

 嫌子ばっかりを与えられると、「学習性の無気力」状況となる。
 それは具体的にどんなふうになるということか。

 舞田氏は、「逃れることができない嫌子を与えられ続ける」と、次のようになると述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第45回目である。

 【引用はじめ】

 「学習性の無気力」 ということで、逃れることができない嫌子を与えられ続けるとどうなるか。
  1. 新しい学習をしようという動機づけの低下
  2. 新しい課題の対処可能であるという理解の阻害
  3. 慢性的な不安と無気力
という症状が現れる。
  
  (舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.98、2008年、日本経済新聞出版社刊)
 【引用おわり】

 嫌子は、一時的な効果があるため、つい使いがちである。
 怒ったり、叱責したり、嫌みを言うなどである。
 しかし、それが続けば決して良くない副作用を起こす。
 活動の低下、工夫の停止、心理不安などを引き起こすのだ。

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