ミーティングで職員の発言がほとんどない。職員は業績のことについて真剣に考えてないなどと言ってしまいがちである。本当にそうだろうか。
舞田氏は、リーダーが職員の反応に適切なリアクションをしないからだとみなす。
そこで、舞田氏は、「発言にすかさず応答すると発言の回数が増える」と、次のような見方を提示する。
舞田氏による著書の紹介は第20回目である。
【引用はじめ】
発言にすかさず応答すると発言の回数が増える。日常会話だってそうだ。ろくに相槌も打たない相手に話はできない。相手が、目を輝かせたり、身を乗り出したり、タイミングよくうなずいたりする
から、話が弾む。コンピュータを使った実験では、相手からのリアクションを0.3秒遅らせただけで違和感を覚え、話し方がぎこちなくなるという結果があるほどだ。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.32、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
発言がはずむ状況というのは、互いのやりとりが積極的なときである。
リーダーは、職員の発言の良しあしにかかわらず、適切なリアクションを行う必要がある。
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