2020年1月15日水曜日

ダイアグラムを書く手順

 行動の原因を随伴性で考えるときは、「ダイアグラム」を書くといい。

 それについて、舞田氏は、「ダイアグラムを書く手順」を、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第31回目である。

 【引用はじめ】
 
 (直前) リーダーが睨んでいない
 (行動) 職員が定時退社の準備をする ↓【弱化】
 (直後) リーダーが睨んでいる

  上記のように、ダイアグラムを書く手順をまとめる。
  1. 誰のどの行動を分析するのかを決め、「行動」を先に書く。「行動とは死人にはできないこと」という定義を忘れずに、できるだけ具体的に書く。
  2. 行動の直後に起こったことを「直後」に書く。直後とは60秒以内である。
  3. 行動の直前に起こったことを「直前」に書く。このとき、直前直後は対称的に(「ある」⇒「ない」またはその逆)。  
  (舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.51~p.53、2008年、日本経済新聞出版社刊)

 【引用おわり】

0 件のコメント:

コメントを投稿