職員がミーティングで発言した直後に、リーダーがポジティブなリアクションをする。
そうすると、職員の発言が増える。
職員の発言の直後にポジティブなリアクションの好子を出現すると、発言という行動が増加するのだ。
それについて、舞田氏は、次のような実験を証拠としてあげる。
舞田氏による著書の紹介は第24回目である。
【引用はじめ】
直後の好子の出現で発言が変化することを、最初に実験的に証明したのは、1955年に発表されたグリーンスプーンの研究である。グリーンスプーンは、75名の学生を被検者にして、思いついた単語を順番に言わせた。そして、複数名詞を言った時だけ、さりげなく、うなずいたり、「うんうん」などの肯定的なリアクションを行った。すなわち、複数名詞をいう行動を、肯定的なリアクションという好子出現で強化したところ、その回数が有意に増加したのである。しかも、このとき被検者は、自分が複数名詞を多用するようになつたことに気づかなかったという点だ。
(舞田竜宣+杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.34~p.35、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
沈滞的なミーティングにおいては、発言することを、積極的に肯定する対応が求められる。
素朴で単純な質問でも受け入れる雰囲気が大事だ。
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