怒ったり、嫌みを言ったり、無視したり、体罰するなどの相手の嫌がることをすることだ。
これを多用すると、さまざまな副作用を引き起こす。
それについて、舞田氏は、「嫌子を使うことの問題」を、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第33回目である。
【引用はじめ】
嫌子を使う行動の制御は多くの問題がある。それにもかかわらず、人々は嫌子を使って相手をコントロールしようとする。部下に対しても、家族に対しても、子どもに対しても。
嫌子を使うことの問題は主なものだけで以下の5つである。
- 嫌子出現を繰り返すと耐性がつく
- 嫌子を与える人間を避けるようになる
- 行動が抑制され、新しい行動が生み出されにくい
- その場面に適切な行動を何も教えていない
- 一時的な効果しかない
【引用おわり】
嫌子は行動制御になじまない。互いを不快にさせる。即効性があるので、ついつい嫌子を使ってしまう。嫌子の問題をしっかり理解しておかないと。
嫌子は「耐性」「回避」「抑制」「不適」「一時」といった問題を引き起こすのみである。
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