社内講師は会社についてよくわかっている。
ところが、その内容をどのように教えるかは上手なわけでない。
そのことを、舞田氏は、「教え方を教えることの難しさ」として、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第105回目である。
【引用はじめ】
多くの会社では、新人社員教育は、既存社員が社内講師となって行う。
その会社での仕事を一番よくわかっているのは社員自身だ。
しかし、社内講師に「教え方を教えて」いる会社は、少ない。
新人社員が営業に配属される場合には、指導役となる指導講師は経験豊かな営業社員があたる。
彼らは社内の他の誰よりも、この会社の営業ついては知っている。
だから新人社員に「何を」教えるかは、彼ら社内講師に任せても、あまり心配はいらない。
だが問題は、それらを「どのように」教えるかだ。
業界ばかりか社会のことすらよく知らない若者にもわかるような、平易で論理的な説明の仕方、また、何もできない不安を抱えた彼らに明るい希望を抱かせるような、士気やモチベーションの高め方。
これらは新人社員教育を行ううえで重要な技能である。
普段の業務では養いにくい技能でもある。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.241、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
新人社員教育の目的は、新人の意欲向上につながるようなものになることが重要である。
そういう意味で、教育内容と同時に、その内容をどのように教育するかが大事となる。
もっと、教え方を重視する必要がある。
新人社員教育の目的は、新人の意欲向上につながるようなものになることが重要である。
そういう意味で、教育内容と同時に、その内容をどのように教育するかが大事となる。
もっと、教え方を重視する必要がある。