人はさまざまな環境にさらされて、その環境の影響を受けている。
その環境に見合った行動傾向をすることになる。
そうするならば、望ましい行動を身につけるには、そうした環境から生じている随伴性を変えることだ。
そこで、舞田氏は、「人は変われる」と、次のように指摘する。
舞田氏による著書の紹介は第143回目である。
【引用はじめ】
人は、それまでの人生において、さまざまな環境にさらされ、その環境が作る随伴性の影響を受けて、人それぞれの行動パターンを身につけています。
もちろん、それらは個性ですから、基本的には肯定されるべきものです。
ですが中には、自分として、できることなら変えたいと思っている行動というものもあるのではないでしょうか。
そういうときには、まず、どのような随伴性が、その行動を維持強化しているのかを考えてみることです。
そして、新たな行動パターンを獲得するための、新しい随伴性、望ましい随伴性を工夫することです。
きっと、何かが変わるはずです。
「人は、変われる」のです。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.332~p.333、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
私たちにとって変えたい行動は、新たな随伴性の導入が必要だ。
それによって、今までとは違う行動パターンを身につけることができる。
望ましい行動のためには、新たな随伴性を試みることである。
それもうまくいくまでさまざま試す必要がある。
それによって、望ましい行動を確立するのである。
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