2020年5月17日日曜日

行動分析学マネジメントの詳細目次2

 人の行動も組織の文化も変えることができる。
 そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
 舞田氏の著書、「行動分析学マネジメントの詳細目次2」は、次のようになっている。 
 舞田氏による著書の紹介は第150回目である。

【引用はじめ】


 第3章 ネガティブ社員はこう扱え
  消去 
  ケース 皮肉屋の本質に迫れ
   1 人にレッテルを貼るな
   2 「皮肉を言う行動」の随伴性
   3 消去の手続
   4 バースト
   5 消去と弱化
   6 消去は行動の変動性を高める

  第4章 活発な職場を取り戻す
   復帰
   ケース 職場の風土は上司が作る
    1 笑顔と感謝を練習せよ
    2 なぜ職場か不活発になるのか
    3 トリアージ
    4 復帰と自発的回復
    5 学習性の無気力

  第5章 上手な褒め方、無意味な褒め方
   強化スケジュール
   ケース 強化につながる正しい褒め方
    1 手ごたえのある職場
    2 強化スケジュール
    3 消去抵抗
    4 部下を褒める行動は誰が強化するのか
 
  (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p5~p.6.2008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 物事を素直に受け取らず、裏読みばかりする皮肉屋という社員がいる。
 そうした社員にどう対応すれば良いか。「皮肉屋」といったレッテルでみなしても社員の行動は変わらない。
 さまざまなネガティブな行動の集まりを称して「皮肉」とみなしている。
 皮肉とみなされる具体的な行動について、あまり取り合わず、たまに適切な行動が出た時にすかさず認めることを増やしていく。
 そうした地道な取り組みを繰り返すことによって、皮肉と称する具体的な行動を変えるのだ。

 

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