人の行動も組織の文化も変えることができる。
そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
舞田氏の著書、「行動分析学マネジメントの詳細目次2」は、次のようになっている。
舞田氏による著書の紹介は第150回目である。
【引用はじめ】
第3章 ネガティブ社員はこう扱え
消去
ケース 皮肉屋の本質に迫れ
1 人にレッテルを貼るな
2 「皮肉を言う行動」の随伴性
3 消去の手続
4 バースト
5 消去と弱化
6 消去は行動の変動性を高める
第4章 活発な職場を取り戻す
復帰
ケース 職場の風土は上司が作る
1 笑顔と感謝を練習せよ
2 なぜ職場か不活発になるのか
3 トリアージ
4 復帰と自発的回復
5 学習性の無気力
第5章 上手な褒め方、無意味な褒め方
強化スケジュール
ケース 強化につながる正しい褒め方
1 手ごたえのある職場
2 強化スケジュール
3 消去抵抗
4 部下を褒める行動は誰が強化するのか
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p5~p.6.、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
物事を素直に受け取らず、裏読みばかりする皮肉屋という社員がいる。
そうした社員にどう対応すれば良いか。「皮肉屋」といったレッテルでみなしても社員の行動は変わらない。
さまざまなネガティブな行動の集まりを称して「皮肉」とみなしている。
皮肉とみなされる具体的な行動について、あまり取り合わず、たまに適切な行動が出た時にすかさず認めることを増やしていく。
そうした地道な取り組みを繰り返すことによって、皮肉と称する具体的な行動を変えるのだ。
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