2020年5月21日木曜日

行動分析学マネジメントの詳細目次6

 人の行動も組織の文化も変えることができる。
 そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
 舞田氏の著書、「行動分析学マネジメントの詳細目次6」は、次のようになっている。 
 舞田氏による著書の紹介は第154回目である。

【引用はじめ】


 第15章 「苦手な顧客」の克服法
  レスポンデント条件づけ 
  ケース 苦手意識と「パブロフの犬」
   1 パブロフの条件づけ
   2 ワトソンの実験恐怖症
   3 苦手意識のメカニズム
   4 レスポンデント消去と系統的脱感作
   5 恐怖反応だけではない
   
   
 第16章 コンプライアンスを高める
   ルール支配行動、トークン
   ケース ミスを隠す組織からミスの発見を評価する組織へ
    1 なぜ規則が守られないのか
    2 ルール支配行動
    3 よりよいコンプライアンスのためのさまざまな”ルール”
    4 組織文化のマネジメント
    
  終 章 伸び続ける会社を作る
   行動分析学で会社は成長する
    
  (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p8~p.92008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 ルールには「従いやすいルール」と「従いにくいルール」がある。
 その中で、「従いにくいルール」には二つある。
 「ちりも積もれば山となる」ルールと、「私だけは大丈夫」ルールである。
 ダイエットを決意してもうまくいかない。
 甘いものを我慢してもすぐにはやせない。
 だから、一口ぐらいいいだろうとなりがちになる。
 また、禁煙も難しい。
 肺ガンのリスクがあると知っていても、一服ぐらい大丈夫と思ってしまうのである。
 「従いにくいルール」は、随伴性(行動と行動直後の変化)を変えて、「従いやすいルール」にすることである。

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