人の行動も組織の文化も変えることができる。
そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
舞田氏の著書、「行動分析学マネジメントの詳細目次6」は、次のようになっている。
舞田氏による著書の紹介は第154回目である。
【引用はじめ】
第15章 「苦手な顧客」の克服法
レスポンデント条件づけ
ケース 苦手意識と「パブロフの犬」
1 パブロフの条件づけ
2 ワトソンの実験恐怖症
3 苦手意識のメカニズム
4 レスポンデント消去と系統的脱感作
5 恐怖反応だけではない
第16章 コンプライアンスを高める
ルール支配行動、トークン
ケース ミスを隠す組織からミスの発見を評価する組織へ
1 なぜ規則が守られないのか
2 ルール支配行動
3 よりよいコンプライアンスのためのさまざまな”ルール”
4 組織文化のマネジメント
終 章 伸び続ける会社を作る
行動分析学で会社は成長する
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p8~p.9、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
ルールには「従いやすいルール」と「従いにくいルール」がある。
その中で、「従いにくいルール」には二つある。
「ちりも積もれば山となる」ルールと、「私だけは大丈夫」ルールである。
ダイエットを決意してもうまくいかない。
甘いものを我慢してもすぐにはやせない。
だから、一口ぐらいいいだろうとなりがちになる。
また、禁煙も難しい。
肺ガンのリスクがあると知っていても、一服ぐらい大丈夫と思ってしまうのである。
「従いにくいルール」は、随伴性(行動と行動直後の変化)を変えて、「従いやすいルール」にすることである。
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