人の行動も組織の文化も変えることができる。
そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
舞田氏は、「人の行動や組織の文化を変えられる」と、次のように指摘する。
舞田氏による著書の紹介は第145回目である。
【引用はじめ】
人の行動は、変えられる。
組織の文化も変えられる。
人の性格や人格を変えることではありません。
人の「行動」を変えるのです。
同じ人間が、時と場合でまったく異なる振舞いをする。
真逆なこともすることすらある。
なぜ、そういうことが起きるのか。
その理由と原理を科学的につかむことができれば、今度は意識的に自他の行動を望ましい方向へと制御することもできる。
これが行動理論の考え方です。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.1~p.2、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
人の行動は変えられるのだから、行動に焦点を合わせて対応を工夫する。
その工夫によって、私たちの望ましい行動を生み出すことができる。
人の性格とか人格などといった行動のまとまりに注目しても変えられるわけでない。
目の前にある個別の行動に着目して、どうすべきかを考えるのだ。
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