人は会社にいるときと家庭にいるときでは、人格が変わるわけでない。
要は、その場面において行動が変わるだけだ。
そのことに着目して、私たちは場面場面でどのような行動をしているのかを分析すべきだ。
そのことを、再び舞田本で引用していく。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で157回目となる。
【引用はじめ】
そもそも人は、普段の生活においても、さまざまな異なる面をもちながら生きています。
たとえば会社と家庭では別人のようだとか、趣味の世界に入ると仕事では見たこともないようないきいきした活躍をするとか、こういったことは、ごくありふれた日常茶飯事でしょう。
けれどそれは、会社と家庭とで別の人格に切り替わっているわけではありません。
趣味に取り組むときと仕事に取り組むときとで、人格が分裂しているわけでもありません。
私たちは、いつでも同一の人間です。
ただ、行動が異なるのです。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.1~p.2、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
人の性格や人格を変えようとしてもそれは土台無理。
そんなことを誰も求めないし、誰もそうして欲しいとは思わない。
他人から干渉されたくない。
自分自身を否定されているような気がするからだ。
ただ、不適切なふるまいや行動があれば、自ら直したと思う。
困った行動をどうにかしようとする時に役立つ原理や方法を提供するのが、本書である。
0 件のコメント:
コメントを投稿