人の行動も組織の文化も変えることができる。
そうしたことを行動理論に基づいて述べてきた。
舞田氏の著書、「行動分析学マネジメントの詳細目次4」は、次のようになっている。
舞田氏による著書の紹介は第152回目である。
【引用はじめ】
第9章 裏表のない組織を作る
刺激弁別
ケース 「人見知り」はなぜ起きる?
1 先行刺激による行動の制御
2 相手によって態度を変える理由
3 裏表のある性格
4 行動のABC分析
5 行動を制御する随伴性は一つではない
第10章 お互いの悪い癖を直す
プロンプト、代替行動
ケース ゲーム感覚で楽しく克服
1 適切なタイミングで行動を起こす方法
2 プロンプトのタイプ
3 フェイディング
4 癖を直すさまざまな技法
第11章 表彰制度はこう変えよ
好子の種類
ケース 全員参加で選び選ばれる
1 組織行動のマネジメントシステム
2 生得性好子と習得性好子
3 トークン
4 表彰制度の心理学
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p7、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
行動の直後に何が起こっているか。
それに着目するのが、行動分析学である。
行動の原因の多くは、行動の直後に起こる結果が左右する。
例えば、会議の席で自分の意見を言うと、賛同してくれる。
そうすれば、意見をいう回数が増える。
逆に、自分の意見を言うと、反論される。
意見が通らないなどが繰り返されると、意見を言うことが少なくなる。
そうしたことの積み重ねが私たちの行動傾向を決定するのだ。
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