同じ人間が場面場面でまったく違った行動をする。
それはごく当たり前なのだが、不思議なことだとか、挙句の果て二重人格などといったレッテルをはったりする。
すごく礼儀正しいと思っていた隣人が殺人事件を起こしたりすると、そんな人には見えなかったとインタビューに答えたりする。
極端な話だろうが、そのことについて、再び舞田本を引用して解明したい。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で158回目となる。
【引用はじめ】
同じ人間が、時と場合でまったく異なる振る舞いをする。
真逆なことをすることすらある。
なぜ、そういうことが起きるのか。
その理由と原理を科学的につかむことができれば、今度は意識的に自他の行動を望ましい方向へと制御することできる。
これが行動理論の考え方です。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.2、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
一見真逆な行動と見てしまいがちだとしても、それが行動原理で捉えると真逆でもなんでもない。
そうしたことを十分理解して、望ましい行動に変える原理を学びたいものだ。
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