社員の問題は組織の問題に直結する。
その問題解決にどう対応するかで、社員が立ち直り、組織が活性化する。
その問題解決には、勘や経験によることが多く、精神論や努力主義が先行していた。
それに代わる有効なものが取り入れてこなかった。
それについて、再び舞田本を引用して解明したい。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で161回目となる。
【引用はじめ】
人の内面に問いかけるさまざまな人材育成論が論じられているが、人が育つ仕組みに関して、実証的な研究に基づく理論的枠組みを持った議論になっていない。
なぜなら、人間の行動を科学することの可能性に多くの人が気づいていないからである。
しかし、これを可能にしたのが、本書の理論的バックボーンになっている行動分析学である。
行動分析学は、米国の心理学者B・F・スキナーが実験を繰り返しながら発見した行動の原理を、整理し、打ち立てた、行動の分析と問題解決のための心理学の体系である。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.10~p.11、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
人間の行動の科学を活用して、社員の行動を変え、会社という組織の文化を変えることができる。
そうしたことに相性がいいのが行動分析学である。
これを学ばない手はない。
最近ようやく各企業において導入され始めたものである。
まだまだ一般的ではない。
しかし、他に比べてどれよりも、強力な手立てになること間違いなしだ。
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