私たちが日常生活を送る中で、多くのルールにとり囲まれている。
それについて、舞田氏は、「さまざまなルール」のことを、次のように述べる。
舞田氏による著書の紹介は第137回目である。
【引用はじめ】
私たちが生きる社会には、さまざまなルールがある。
「お小遣いを貯金しよう。それすれば、いつか欲しいものが買える。」
「メールをもらったら、すぐに返事をしないといけない。さもないと、やがてメールがもらえなくなる。」
「甘いものを毎日食べていたら、そのうち太る。」
これらはすべて随伴性を記述したルールだ。
そうしたルールの中に、行動学的に見て、従いやすいものと従いにくいものとがある。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.324、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
「さまざまなルール」において、従いやすいものはどういうものか。
明確で、時間がかからず、得になるものである。
たとえば、「5分前まで集まって、時間どおりに会議を始める」などのルールだと、10分前には、会議を始める準備にとりかかるなど決めておけば、そのルールが守れるようになる。
組織において、ルール順守の対策がとられていることが重要となる。
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