2020年5月4日月曜日

さまざまなルール

 私たちが日常生活を送る中で、多くのルールにとり囲まれている。
 それについて、舞田氏は、「さまざまなルール」のことを、次のように述べる。 
 舞田氏による著書の紹介は第137回目である。

【引用はじめ】


 私たちが生きる社会には、さまざまなルールがある。
 「お小遣いを貯金しよう。それすれば、いつか欲しいものが買える。」
 「メールをもらったら、すぐに返事をしないといけない。さもないと、やがてメールがもらえなくなる。」
 「甘いものを毎日食べていたら、そのうち太る。」
 これらはすべて随伴性を記述したルールだ。
 そうしたルールの中に、行動学的に見て、従いやすいものと従いにくいものとがある。
 
 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」 p.3242008年、日本経済新聞出版社刊)

【引用おわり】

 「さまざまなルール」において、従いやすいものはどういうものか。
 明確で、時間がかからず、得になるものである。
 たとえば、「5分前まで集まって、時間どおりに会議を始める」などのルールだと、10分前には、会議を始める準備にとりかかるなど決めておけば、そのルールが守れるようになる。
 組織において、ルール順守の対策がとられていることが重要となる。

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