自分がやるべき「標的行動を定義する」、さらに「行動を記録する」のだが、それをするにあたって留意しなければならないことがある。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で341回目となる。
【引用はじめ】
行動の記録をとるときは、まず「ベースラインをとる」ことである。
ベースラインとは、従来通りの状況で起こる行動の量である。
営業マンの場合、自己強化を取り入れる前に訪問していた顧客の件数である。
新しい随伴性を導入する前に、どのくらい標的行動をしているのかを記録する。
営業日誌の中から、過去にさかのぼって毎日の件数を数えたりすればよい。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.281、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
「標的行動」について、なんらかの対応がなされていない状況において、どの程度の行動の量になっているかまず記録をとってみる。
それが、「ベースライン」という。
「ベースライン」と、新しい随伴性によって生じた行動の量との比較によって、随伴性の効果をみるのだ。
新しい随伴性は、適切かどうかを判断できる。
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