私たちの行動は、言語刺激などのルールによって制御されているものも多い。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で364回目となる。
【引用はじめ】
私たちは、日常生活でルール支配行動を頻発する。
グルメの友人に、「あの店のステーキはおいしいよ」と言われて行ってみる。
これは、「あの店に行って、ステーキを食べれば、満足する」という強化随伴性を示したルールに従った行動だ。しかし、実際に行って食べれば、随伴性にも直接さらされる。そして、食べてみておいしくなければ、二度とその店には行かない。弱化随伴性によって直接行動が制御されるわけだ。
したがって、いったんはルールによって生じた行動も、最終的には実際の随伴性に左右されるのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.323、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
ステーキのおいしい店を友人から教えられて、行ってみる。実際、おいしかった。
そうすると、他の人にもあそこの店はステーキがおいしいよと教える。多くが満足する。
ルール支配行動によって、多くの人がおいしいステーキの店に行くのだ。ルール支配行動による行動の制御である。
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