ルール支配行動といっても、ルールしだいでは従いやすい行動と従いにくい行動がある。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で365回目となる。
【引用はじめ】
私たちが生きる社会には、さまざまなルールがある。
「お小遣いを貯金しよう。そうすれば、いつか欲しいものが買える」
「メールをもらったら、すぐに返事をしないといけない。さもないと、やがてメールがもらえなくなる」
「甘いものを毎日食べていたら、そのうち太る」
これらはすべて随伴性を記述したルールだ。
そうしたルールの中に、行動学的に見て、従いやすいものと従いにくいものとがある。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.324、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
「甘いものを毎日食べると太る」と言われても、ケーキ1個食べてもすぐ太るわけでない。
ついついケーキに手がのびる。それが度重なればいずれ太ってくる。
これぐらいのルールという言語指示ではケーキを制御するのは難しい。従いにくい行動といっていい。
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